高性能クーラーを搭載した「ROG-STRIX-RTX2080-O8G-GAMING」をレビュー!
NVIDIA TURING™: ROG GeForce® RTXグラフィックスカードは、Turing GPUアーキテクチャと全く新しいRTXプラットフォームを採用しています。これにより、前世代のグラフィックスカードから性能を最大6倍まで引き上げ、リアルタイム・レイトレーシングとAIをゲームにもたらします。
DirectX 12: よりリアルなゲームのために強化された新しい視覚効果とレンダリング技術を搭載
4K: GeForce RTXで史上最高のグラフィックスによる究極の4Kゲーミング体験を実現
Axial-techファンは、オールラウンドな優れたデザインを備え、IP5X防塵機能に対応
2.7スロットデザインにより、冷却面積は前世代と比較して20%以上拡大
MaxContactテクノロジーにより、GPUチップとの2倍の接触が可能になり、熱伝導性を向上
Auto-Extremeテクノロジーによる自動化で、システムの信頼性を向上
Super Alloy Power IIは、プレミアム品質の合金製チョークコイル、固体ポリマーコンデンサ、そしてTuring™のコアに動力を供給する高電流パワーステージを採用
ASUS FanConnect IIは最適なシステム冷却のために2つのハイブリッド制御ファンヘッダーを装備
GPU Tweak IIは直感的なパフォーマンス調整と温度制御を提供ASUS公式サイト
スペック
RTX 2060 | RTX 2070 | RTX 2080 FE | ROG Strix RTX 2080 |
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製造プロセス | 12nm FFN | 12nm FFN | 12nm FFN | 12nm FFN |
GPUコア | TU106 | TU106 | TU104 | TU104 |
CUDAコア | 1920基 | 2304基 | 2944基 | 2944基 |
Tensorコア | 240基 | 288基 | 368基 | 368基 |
RTコア | 30基 | 36基 | 46基 | 46基 |
ベースクロック | 1365 MHz | 1410 MHz | 1515 MHz | 1515 MHz |
ブーストクロック | 1680 MHz | 1620 MHz | 1800 MHz | 1860 MHZ |
メモリ容量 | GDDR6 6GB |
GDDR6 8GB |
GDDR6 8GB |
GDDR6 8GB |
メモリスピード | 14 Gbps | 14 Gbps | 14 Gbps | 14 Gbps |
メモリインターフェース | 192 bit | 256 bit | 256 bit | 256 bit |
メモリ帯域 | 336.1 GB/s | 448 GB/s | 448 GB/s | 448 GB/s |
TDP | 160W | 175W | 225W | 非公開 |
外観





保護フィルムが貼ってある

本体長さは300mm

本体高さは54mm

ケースに固定する部分から本体が30mm程突き出る

補助電源コネクタは8ピン×2

ロゴはLEDで光るようになっている

バックプレートはヘアライン仕上げのアルミ製

2.7スロット厚のクーラー

RGB LED 点灯 / 消灯 切り替えボタン

Pモード / Qモード BIOS切り替えスイッチ

バリアリング付きのAxial-tech 3連ファン




AURA LEDヘッダー / ASUS FanConnect II

インターフェースはDisplayPort 1.4×2 / HDMI 2.0b×2 / USB Type-C
同時出力4画面に対応


RTX 2080以上のモデルに採用されている専用のフレームは強度抜群
このフレームはROG Strix GeForce RTX 2060/2070に似ているが形状が異なる
検証
CPUはCore i9-9900KF定格動作、メモリ速度は2666MHz。RTX 2080のファンコントロールモードはパフォーマンスモード(Pモード、常にファンは動作)にしてある。もうひとつQモードがあるのだが、こちらはセミファンレスモードになる。
ベンチマークソフトは「FF14 漆黒のヴィランズ」を使用する。解像度設定はフルHD(1920×1080)、WQHD(2560×1440)、品質設定は最高品質にする。
次は、メモリ速度を3600MHzに変更してみる。
メモリのオーバークロックでスコアは2000もの差がついた。最近のゲームはメモリ速度は重要なので、予算が許すならオーバークロックメモリを同時に購入することをおすすめする。前回と同じ用に、Core i9-9900KFを全コア5.0GHzにオーバークロックして検証してみたが、やはり誤差程度の違いだった。
以下はレポート出力したデータをグラフにしたもの。
冷却性能に関してだが、ケースに入れた状態でGPUの最高温度は、フルHDで60℃、WQHDで65℃だった。室温は22℃。比較的負荷の軽いシーンでは50℃半ば辺りまで下がることもある。RTX 2080であるにも関わらず、クーラーの性能がオーバースペックのようだ。60℃未満だとファンノイズは殆ど無いので、ケースに入った状態ではかなり静か。Qモードのセミファンレスモードにしても冷却は余裕なので、ファンノイズを更に小さくしたい場合はQモードにしよう。
【追記:2020/6】
下記のグラフは、Ryzen 9 3900X メモリ速度3600MHzの設定で手持ちのビデオカードを比較したもの。全てオリファンモデルなのでメーカーによる多少の誤差はあると思う。
まとめ
コストパフォーマンスを無視した価格設定のROG Strixシリーズは、クーラーの性能が非常に高い。サーマルスロットリングはまず発生することはないので、常に100%に近いパワーを維持できる。それでいてGPU温度はかなり低めなので、ファンノイズも少ない。RTXならリアルタイムレイトレーシングに対応しているし、最新のゲームを快適に動作可能だろう。RTX 2080の性能は、前世代のGTX 1080 Tiと同等の性能。4K解像度でも大抵のゲームは快適に動作するパワーがある。
現在は、新しいRTX 2080 SUPERが発売されているので、今から買うならSUPERの方が良いかも知れない。
RTX シリーズ レビュー




