USBヘッダー改良版の「ASRock X570 Phantom Gaming X」を買ってみた。
初期ロットはUSBヘッダーが残念仕様
初期ロットの「ASRock X570 Phantom Gaming X」及び「ASRock X570 Taichi」のUSB3.1 Gen2ヘッダーがPCIEスロットの延長線上に実装されており、長さのあるビデオカードと干渉するというガッカリ仕様であった。当初、メーカーはL字型の変換コネクタで対応していたが、ようやくハードウェアでの改良版が出回ったようだ。気になったので買ってみた。ついでにRyzen 9 も一緒に購入した。

マザーボード本体の確認
早速開封してマザーボード本体を確認してみる。
どうでもいい事だが、ASRockはマザーボード本体と緩衝材が結束バンド(インシュロック)で固定されている。ニッパーはアスロッカーの基本工具。
これが問題のUSB3.1 Gen2ヘッダー。
こちらは改良前のもの。コネクタが縦向きになっている。黄色い線でPCIEスロットから直線を引いてみた。ヘッダーの下側が干渉しているのが分かる。
改良されたマザーボード本体を見てみる。
これだけ間隔が空いていればバックプレートの付いているビデオカードでも干渉することはないだろう。そもそも、需要の高いUSBヘッダーとビデオカードが干渉するなんてことはあってはならないと思う。それがゲーミングを謳うハイエンドマザーボードであれば尚更。メーカーは組み立てて確認はしなかったのであろうか。
まとめ
当然の事ながら、購入するのであれば改良版が欲しいと思うのは自然なこと。現在出回っているものはこの3つになる。
・初期版 変換コネクタ無し
・初期版 変換コネクタ同梱
・ハードウェアレベルでの改良版
ちなみに管理人は去年12月にAmazonで購入した。余程在庫を抱えているショップでもない限り、現在出回っているものは改良版だと思う。メーカーが対策してから結構時間が経っているので、初期版を置いているようなショップはほぼ無いと思う。心配な人は、ショップに問い合わせるか、直接行って店員に確認してみるのが確実だろう。性能や機能においては初期版と改良版に違いは無い。ヘッダーが気にならない人なら初期版でも問題なし。尚、変換コネクタが同梱されていない初期版の場合、代理店に問い合わせれば変換コネクタを無償で貰える。