ZPGBF https://www.zpgbf.jp Sat, 11 Feb 2023 00:00:30 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.6 https://www.zpgbf.jp/wp-content/uploads/2020/02/2020011702185841e-100x100.ico ZPGBF https://www.zpgbf.jp 32 32 Steam専用PCを作ってみた! #3 https://www.zpgbf.jp/high-end-homebrew-pc-part-3/ Sat, 11 Feb 2023 00:00:30 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2688 親和産業から販売されている「【長尾製作所】PCIスロット用120㎜ファンステイPRO 改」を取り付けてみた。

↓過去の記事↓

Steam専用PCを作ってみた!
でかいテレビでゲームをしたいので、Steam専用のゲーミングPCを自作するお!
Steam専用PCを作ってみた! #2
今回は自作したSteam専用PCの水冷化作業なんだな。

能書き

Steam専用のゲーミングPCを自作してからは、大画面テレビでゲームができるようになったのでとても快適になった。スペックに関しては全く不満はないのだが、ビデオカードの冷却を補助する目的で取り付けた92mmファンの見栄えが悪いので、なんとかしたいなぁと思っていた。

サイズ「KAZE FLEX 92 SLIM PWM 2500rpm」と、アイネックス「ファン用 フレキシブルアーム マグネットタイプ」を組み合わせてビデオカードの下に設置している。このPCケースは仕切りの部分にケーブルを通す穴が空いているので、ここからフレキシブルアームを出して92mmファンを固定している。なんでこんなものを付けているのかと言うと、このビデオカードはセミファンレスだからである。ファン停止時でもなるべく風を送って冷やそうという試みである。ビデオカードのファンを常時動作させたくないのでね。ちなみに、奥に見えている白い棒状のパーツは、アドレッサブルRGB LEDのライティングバー。Amazonリンクは記事の最後

見栄えを気にしなければしっかり冷えるし問題ないのだが、このパソコンのケースファンはNoctuaで統一している。どうせなら同じシリーズで統一したいのでパーツを用意することにした。見栄えは重要。

取り付け作業

親和産業から販売されている「【長尾製作所】PCIスロット用120㎜ファンステイPRO 改」が良さそうな感じだったので購入してみた。Noctuaのケースファン「NF-A12x25 PWM chromax.black.swap」は、以前なんかに使うだろうと15個程まとめ買いしておいたので、余っているのを引っ張り出してきた。この手の製品は稀に入荷が不安定になって入手困難になることがある。希少なときに変なショップからは買いたくないので、良く使うものは安いときにまとめ買いである。

このファンステイ、垂れ下がるのを防止する作りになっており、ケースファンを固定するブラケットが直角ではなく少し開いた角度になっている。固定が甘いPCケースであれば水平になるのかも知れないが、NZXT「H7 Flow」だとPCIブラケットの固定する部分が割りとしっかりしており、テキトーに付けると水平どころか若干上がってしまった。

う~ん、微妙。少し工夫が必要だな。ちなみに、ファンステイに付属しているケースファンを固定するネジは使用せず、別に用意した35mmのM4ネジとナットでケースファンを固定した。あれ系のネジを使うとケースファンのネジ穴がボロボロになるからあまり使いたくないんだよね。このケースファン5000円だし。

とりあえず建付け調整で可能な限り水平にしてみる。

とても良い感じになった。僅かに上を向いているがこれ位なら十分許容範囲内だろう。このファンステイはケースファンの奥行きを15mmの範囲で調整できる。一番奥にしてもPCIブラケットより30mm程突き出ているが、普通のミドルタワーケースなら問題なく収まるだろう。尚、画像に写っているビデオカードは、ASUSの「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」で、カードの長さは357.6mmである。デカ過ぎて120mmファンが92mmファンのように見える(´・ω・`)

PCIブラケットはこんな感じになっている。ビデオカードに合わせて最適な位置に調整できるのはとても便利。

PCIブラケットには「防振固定プレート」が付属しているのだが、PCケースのこの部分にブリッジがないものは取り付け不可(付けても無意味)になる。最近のPCケースだとブリッジはないものが多い。余程粗悪なケースファンか高回転型のケースファンでもない限り振動なんてほぼないので、防振固定プレートはなくても全く問題ないと思う。管理人は取り付けていないが全く問題ない。

検証

作業が完了したので試しに効果を確認してみた。ビデオカード自体の冷却性能がとても優秀なので、高負荷状態だと追加ファンはあってもなくても然程変わらない。しかしながら、ビデオカードの冷却ファンの回転数が多少低くなるので、総合的な静音性は若干上がっているかも知れない。元々静音性が高いので言われないと気づかないレベルではあるが。

上のグラフは適当に結果をまとめたもの。室温は約20℃。なしは追加ファンがない状態。92mmファンはPWM50%で固定、120mmファンはPWM40%で固定。どちらもビデオカードのファンノイズより、動作音が大きくならないようにしてある。尚、アイドル時及び低負荷時はビデオカードの冷却ファンはセミファンレス機能により動作を停止している。

アイドルは、デスクトップ表示で何もしていない状態。低負荷は、4K動画を視聴をしながらブラウザでネットを見ている状態。高負荷は、FF14ベンチマーク(4K最高画質)のラストシーンの大体の平均。

結果を見れば効果が現れているのが分かるが、静音性に関しては違いはあまり体感できなかった。GPU温度は、アイドル時と低負荷時は負荷が小さすぎて誤差の範囲である。静音性を保ったまま少しでもGPU温度を下げたいなら追加ファンを取り付けるのはありだと思う。結果を見てビデオカードの冷却性能に正直驚いている(´・ω・`)

とりあえずこの状態でしばらく使ってみることにする。

Amazonリンク

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Steam専用PCを作ってみた! #2 https://www.zpgbf.jp/high-end-homebrew-pc-part-2/ Mon, 06 Feb 2023 22:40:54 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2662 今回は自作したSteam専用PCの水冷化作業なんだな。

↓前回の記事↓

Steam専用PCを作ってみた!
でかいテレビでゲームをしたいので、Steam専用のゲーミングPCを自作するお!

選定した水冷パーツ

仮組状態のパソコン

先月末に組んだゲーム用の自作PCであるが、仮組状態で1週間程度使用して問題がなかったので、CPUの冷却を空冷から水冷に変更する。今回はGPUを空冷のまま使用するのでメインPCのような大掛かりなシステムは必要ない。このPCの構成に関しては、前回の記事を参考にして欲しい。

CPU水冷ブロック EK-Quantum Velocity2 DDC 4.2 PWM D-RGB – 1700 Nickel + Plexi
ラジエーター EK-Quantum Surface P360M – Black
コンプレッション F EK-Quantum Torque STC-10/16 – Nickel 4個
ロータリー F EK-Quantum Torque Extender Rotary MF 14 – Nickel 2個
90°ロータリー F EK-Quantum Torque Rotary 90° – Nickel 2個
ソフトチューブ EK-Tube ZMT Matte Black 15,9/9,5mm (3m RETAIL)
ケースファン Noctua NF-A12x25 PWM chromax.black.swap 6個(吸気3,排気3の構成)

上の表は今回選んだ水冷パーツの一覧である。表の左側の項目「F」と付いているのはフッティングである。メーカーはケースファンを除いてEKWBで揃えてみた。完全に自己満足である。

EK-Quantum Velocity2 DDC 4.2 PWM D-RGB – 1700 Nickel + Plexi

まずは最も重要なCPU水冷ブロックであるが、この製品は水冷ブロック、ポンプ、リザーバーが一体になっているものである。最近発売されたものなので情報が少なく未知であったが、EKWBの製品は信頼性が高いので問題ないだろうと判断し購入した。搭載しているポンプはDDC 4.2なので十分な性能である。アドレッサブルRGB LEDも搭載しているので、透明のアクリル部分が光るようになっている。そこまで性能を必要としない場合はこういった一体型の方が設置しやすく見栄えも良い。

ただ、ポンプ一体型水冷ブロックはゴムマウント等を使わずマザーボードに直接固定する構造のため、DDCポンプ特有のノイズが若干大きめに聞こえそうである。しかしながら、DDC 4.2はかなり高出力なので、PWMを30%以下に設定しても十分な冷却性能を維持できる。回転数を下げればノイズは殆ど発しないので、静音性に関しては特に問題はないだろう。

EK-Quantum Surface P360M – Black

取り付けているCPUはインテルの「Core i9-13900K」なので、CPU単体の最大消費電力は300W強である。ゲーム用途なら360サイズ 厚さ30mmの本格水冷用ラジエーターでも冷却が追いつくが、静音性を重視するなら容量の大きいラジエーターが望ましい。エンコードなどの高負荷作業は行わないので常時300W以上消費している訳ではない。あまり神経質にならなくても良いだろう。ていうか、最近の爆熱CPUで冷却が不足する原因は水冷の場合、主に水冷ブロックの性能不足である。AIO水冷クーラーを使っているのに思うように冷えないのは、ベースプレートの加工精度が悪いことやバッファの不足、ポンプの能力不足などによるもの。水冷に詳しいジサカーなら周知だろう。

ラジエーターはPCケース天面に設置するので、最終的に性能と見栄えを考慮し360サイズ 厚さ44mmのものを選んだ。同シリーズで厚さ58mmもあるが、これだと背の高いメモリに干渉してしまうし、280サイズだと奥行きがあるので設置に難儀するだろう。最初に360サイズ 厚さ30mmのラジエーターを側面(吸気側)と天面にふたつ仮組してみたが、今のPCケース「H7 Flow」だとフッティングの取り回しの関係で無理であった。吸気にラジエーターを設置するとビデオカードの冷却が悪化するので、今回は天面のみに設置する。冷却が不足するようなら後でまた考えることにする。

EK-Quantum Torque STC-10/16 – Nickel

EK-Quantum Torque Rotary 90° – Nickel

フッティングはEKWBから2020年頃に発売された「EK-Quantum Torque」シリーズのものを選んだ。「EK-Quantum Torque STC-10/16 – Nickel」はコンプレッションフッティングで、ソフトチューブを接続するものである。「10」がID 10mm、「16」がOD 16mm、つまり、内径10mm 外径16mmのソフトチューブに対応しているということである。必要に応じて角度付きのロータリーフッティングを用意すればストレスなく組める。ロータリーはその名の通り、付け根が自由に回転するフッティングである。90°や45°というのはそのままの意味で、取り付け角度を変更するフッティングである。ストレートロータリーは、角度を変更せず回転させたい箇所に使う。また、チューブのねじれや緩み防止で使うことも多い。取り付け角度を変更しなくてもストレートのロータリーは入れた方が良い場合もある。スペースが限られているのであれば無理に付ける必要はないが。

このシリーズのフッティングはカラーバリエーションは5種類あるのだが、水冷ブロックがニッケルなので、フッティングも同じニッケルにした。王道だとつまらないのでゴールドにしようかとも考えたが。ニッケルに飽きたらゴールドにするかも。

EK-Tube ZMT Matte Black 15,9/9,5mm (3m RETAIL)

チューブはマットブラックのソフトチューブにした。これは一般的な透明のPVCチューブと異なりゴム製である。耐久性と柔軟性にとても優れており、色移りの心配は無用。今回のシステムでは冷却水の熱膨張に対する逃げがほぼないので、ハードチューブにはしなかった。見た目より安全性を重視した訳である。ソフトチューブの方が作業が簡単だしメンテナンスも楽である。作ってて面白いのはハードチューブだが、最近は全然作っていないなぁ。

Noctua NF-A12x25 PWM chromax.black.swap

ケースファンは、Noctuaの「NF-A12x25 PWM chromax.black.swap」にした。これは「NF-A12x25 PWM」の色違いで、性能はノーマルモデルと全く同じである。このシリーズは防振パッドが7色付属しているので好きなカラーを選んで取り付けできる。ファンブレードの形状からも分かる通り、静圧が優れたファンなのでラジエーターと組み合わせるのに最適なファンである。

完成

いきなり完成。我ながらセンスの良いPCに仕上がったと思う。ラジエーターの長さが405mmあるので、このPCケースだとギリギリだった。メモリとは10mm程度余裕がある。画像を見れば分かると思うが、見た目がほぼAIO水冷クーラーである。冷却水を抜かなくても水冷ブロックとラジエーターを取り外しできるので、メンテナンスは楽ちん。まぁ、あまり分解することはないと思うが。

う~ん、格好良い。ファンが光らないのは良いね。個人的に光るファンはあまり好きじゃないんだよなぁ。ROGはやはり赤が似合う。ちなみに、バックパネル横の排気ファンは取り付けずに、長尾製作所のブランクパネルで塞いである。空いてるとホコリ入ってくるしね。

それと、ビデオカードの下に余っていた92mmサイズの薄型ファンを追加した。このビデオカードは低負荷時にファンが停止するので、その状態でも風を送って冷やそうという試みである。ビデオカードのファンが停止している状態のGPU温度は、動画視聴などの低負荷時で45~50℃位だったが、このファンを追加したことにより40℃以下になった。セミファンレスをオフにしろよと思うかも知れないが、そういう問題ではない。奥に見えている白い棒状のパーツは、アドレッサブルRGB LEDのライティングバー。LEDのツブツブ感が無い上品な光り方をするのでお気に入り。とりあえずここに仮置きしている。

検証

軽く検証をしてみる。水冷化したお陰で13900Kをフルパワーで使用することが可能になった。

Cinebench R23 マルチスレッドの検証結果

Cinebench R23 シングルスレッドの検証結果

Cinebenchを数回繰り返してみたがCPUパッケージ温度が100℃に到達することはなかった。マルチスレッドのベンチ中はたまにスパイクして98℃とか行くが、概ね93℃辺りをうろうろしている状態。今の時期は寒いので温度は低めだが、夏にやれば普通に100℃行くかも。

尚、ポンプのPWMは30%で固定にしている。出力を高めても冷却性能は誤差程度しか変わらないので、普段はこれくらいで丁度良い。ちなみに、上のスクショだとCinebenchのOSにWindows 10と出ているが、ちゃんとWindows 11で検証している。外付けSSDからCinebenchを起動しているのが原因だろう。

ちなみに、使用したグリスはアイネックスの「ナノダイヤモンドグリス JP-DX2」である。普段はシミオシねこグリスを愛用しているが、本格水冷を組むときはナノダイヤを使用している。これが一番冷えるので。

しっかりと冷却を行っているお陰で、マルチスレッドでは驚異の4万超えのスコアを叩き出す。大体40000~40600の間かな、調子に乗って繰り返しているとスコアは落ちる。メインPCと同じような水冷システムを組めば更にCPU温度は下がると思うが、ゲーム用途なのでこれで十分である。ちなみに、電力制限を無制限から253Wに変更すれば、CPU温度は85℃程度に落ち着く。普段は253Wにしておけば十分だろう。ゲームなら200W辺りでも十分だと思う。

メインPCで使用している「MO-RA3」という外付けクソデカラジエーター

CPU温度を下げる方法は電力制限の他に低電圧化(V/Fポイントオフセット等の設定)を行う方法もあるが、適当に電圧を下げると不安定になるのでスキルのない人が触るのはあまりおすすめしない。管理人は安定性を何よりも優先するので、余程冷却が不足している状況でもない限り低電圧化は行わない。遊びで色々と試すことはあるが、普段は安定性重視である。冷却が足らなければ物理的に解決すれば良い(`・ω・´)

久々に強いインテルが帰ってきたのは大変喜ばしいが、性能が足りなければ電力を喰わせろというやり方は相変わらずだった。ライバルを意識しすぎてパワーに全振りしたチューニングなのは明白である。13900Kのメーカー公称の最大ターボパワーは253Wなので、普通に使用するなら電力制限を253W以下にするべき。ミドルハイ~ハイエンドクラスのマザーボードは初期設定で無制限(PL2=4096W)になっていることが多いので、要確認である。

↓続きをアップした↓

Steam専用PCを作ってみた! #3
親和産業から販売されている「【長尾製作所】PCIスロット用120㎜ファンステイPRO 改」を取り付けてみた。

Amazonリンク

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Steam専用PCを作ってみた! https://www.zpgbf.jp/high-end-homebrew-pc-part-1/ Sun, 05 Feb 2023 18:30:23 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2649 でかいテレビでゲームをしたいので、Steam専用のゲーミングPCを自作するお!

能書き

普段、管理人がPCゲームをするときはメインPCかサブPCでやるのだが、どちらも接続しているモニターが34インチのウルトラワイドモニターである。一般的なアスペクト比 16:9のモニターと比較すると、ウルトラワイドはアスペクト比 21:9と横に長いので、この解像度に対応していないゲームでは左右に黒帯ができてしまう。ウルトラワイドモニターが販売されるようになってからしばらく経つが、まだまだ一般的ではないのだろう。PlayStation 5もウルトラワイドには対応していないし、時代は4Kである。

作業用としてはとても使い勝手の良いウルトラワイドモニターであるが、ゲームに限って言えば一般的なアスペクト比16:9のモニターの方が使いやすい。部屋にPS5用の55インチ4Kテレビがあるので、ゲーム用PCを1台組むことにした。簡単に説明すると、Steam専用PCである。

まずはどの程度のスペックにするのかを考える必要がある。以下がその条件。

  1. ネイティブ4Kで快適に動作する。
  2. 静音性はなるべく高い方が良い。
  3. メインPC及びサブPCと互換性を持たせるためパーツはATX規格で統一する。

たったこれだけである。多くは望まない。

まずは1の条件であるが、いきなりハードルが高い。接続するテレビが4K@120Hz(HDMI 2.1)の入力に対応しているので、これに合わせると高性能なものが求められる。昨年9月にNVIDIAから「GeForce RTX 40」シリーズが発表されたのでずっと気になっていた。ゲーム用PCではビデオカードの性能が一番重要なので、ここは妥協できない部分である。現時点で、RTX 4090、RTX 4080、RTX 4070 Tiが販売されている。4KをターゲットにするならRTX 4080以上が良いだろう。

自作PCに詳しい人であれば周知かと思うが、パソコンのパーツは二人三脚である。一点豪華主義だと性能は出ないので、ビデオカードを高性能にするのであれば、その他のパーツも高性能なものが必要になる。

2の条件だが、最近のビデオカードはクーラーの容量が大きく静音性が高いものが多い。静音ケース(窒息ケース)でノイズを無理やり押し込める手法はもはや過去のものとなった。ハイスペックPCの場合、エアフローの良好なケースに風量と静圧の優れたケースファンを組み合わせる方が静音性が高いので、今回は冷却重視の構成にする。

そして最後に3の条件である。スペースの問題で縦長のITXケースで組もうかと考えたが、小さいPCケースは色々と問題が多い。ハイスペックな構成にするなら尚更である。他のパソコンとパーツの互換性があれば何かあったときも対処が簡単なので、普通のミドルタワーケースで組むことにした。

選定したPCパーツ

パソコン構成
CPU intel Core i9-13900K
メモリ G.Skill DDR5メモリ DDR5-7800 32GBKit
マザーボード ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI
ビデオカード ASUS ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X
ストレージ Western Digital WD BLACK SN850X
電源ユニット SilverStone HELA 1200R Platinum
PCケース NZXT H7 Flow

記事の最後に、これらパーツのAmazonリンク有り。

1週間ほど検討した結果、上記ような構成になった。1週間と言ってはいるが構成に関しては2日程度しか考えておらず、単にパーツの調達に時間がかかっただけである。マザーボードとビデオカードを個人的に一番好きなASUS ROGブランドで統一してみた。最近はmsiとASRockに浮気していたしね。そういえばGIGABYTEをしばらく使っていないな。

intel Core i9-13900K

CPUはここ最近AMD Ryzenシリーズをメインで使用していたので、久しぶりにインテルにしてみようと思った。現在のインテルCoreシリーズは第13世代で、第10~11世代のものと比較するとかなり高性能になっている。あの頃のインテルはオワッテル状態で、正直言うと使う気が起きなかった。ライバルのRyzenが優秀すぎてね(´・ω・`)

タイミングが良いのか今は「Core i9-13900KS」が数量限定で販売されているが、有志のレビューを見ると13900Kと比較して性能に大差はない様子。まぁスペックを見れば予想できるが。わざわざ扱い難いKSを買う必要はないだろう。13900Kも扱い難そうだが。

ゲームをやるだけなら「Core i7-13700K」「Core i5-13600K」辺りでも全く問題ないと思う。13900Kは発熱が酷いので、扱いやすさを重視するならハイエンド空冷クーラーで冷却が追いつく13600K一択である。メーカーに拘らなければ「Ryzen 7 7700X」が最適か。尚、管理人が13900Kを選んだ理由は、単にパッケージが格好良いので欲しかっただけである。

ASUS ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X

一番重要なビデオカードはRTX 4090を選んだ。現時点でこれ以上の性能のGPUは一般的に存在しないので、性能が足らなくても不満が出ることはないだろう。下位のRTX 4080も悪くはないが、全体的な性能がRTX 4090の6割程度である。しかし、価格が何故か高めの設定なので、RTX 4080よりRTX 4090の方がコスパが良い。RTX 4080に20万円出せる人がRTX 4090に30万円を出せない訳がない。そりゃRTX 4090の方が売れるよね。エンスージアスト向けの製品でコスパを語るなとか言われそうだが、とても重要なことである。

この「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」は希少なのか発売後から現在まで入手困難である。今回入手できたのは単に運が良かったのだろう。性能や品質が価格に見合っているかはさておき、見た目がとても気に入ったので水冷にしないで使うつもりである。

ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI

マザーボードはビデオカードと同じROG STRIXにした。上位モデルに「ROG MAXIMUS Z790 HERO」などがあるがどこにも在庫がなかった。この記事を書いている時には在庫が復活していたので買おうかと思ったが、マザーボードはそこまで重要ではないので、ある程度のスペックなら十分である。「ROG STRIX Z790-F GAMING WIFI」は、管理人の欲しい機能をすべて満たしている。

ちなみに、このマザーボードの価格は購入時6万円台半ばだったが、これでも位置付けはミドルレンジである。輸送費高騰、銅の高騰、円安の影響など様々な要因があるが、高性能なCPUやメモリなどに合わせた設計がコストを上げる一番の要因になっているだろう。まぁ今までのマザーボードが安すぎただけなのかも知れない。

G.Skill DDR5メモリ DDR5-7800 32GBKit

今回選んだマザーボードのメモリ規格はDDR5である。コスパ重視であればDDR4に対応したマザーボードを選ぶが、折角高性能なパーツで組むのでDDR5は譲れない。用途がゲームなら定格動作(4800や5600)の安価なモデルで十分だが、クリエイティブな用途(画像や動画の編集等)では高性能なメモリの方がより快適になる。とりあえず、後でオーバークロックをして遊ぶかも知れないので速度7800のモデルを選んだ。メモリは速度とレイテンシの仕様で価格に大きな差があるので、拘りがなければ定格動作のもので十分だと思う。ゲームだとメモリの性能差はあまり体感できない。容量に関してはゲーム用途なら32GBあれば問題ない。16GBだと場合によっては足らなくなるかも。

メモリの詳細

このメモリ、XMPを読み込んだだけでは7800MHzで安定動作はしないだろうと思ったが、実際に起動したらブルースクリーンが多発した。少しレイテンシを緩め、7000MHz動作でWindowsメモリ診断を実行したが、この状態だとエラーは検出されなかった。安定性を重視するなら7000MHz辺りが丁度良い。この辺りはCPUの個体差も影響するのでスペック通りに動作しないことは良くある。今後、BIOSが更新されれば少しずつ安定性が上がるだろう。

Western Digital WD BLACK SN850X

ストレージは定番の「WD BLACK SN850X」にした。容量は2TBを選択。2個あるのは、メインストレージとサブストレージに分けるからである。つまり、メインはOS、アプリ、ゲームなど、サブは優先度の低いゲームやその他データ保管に使用する。当然だが、メインのSSDはCPU接続のM.2スロットに取り付ける。まぁハードな使い方はしないのでどのスロットに付けてもZ790なら大して変わらないと思う。

しばらく待てば次世代規格であるPCIe 5.0に対応したSSDが各メーカーから出揃うと思うが、正直待っていられない。顧客は常に今すぐを望んでいるのである。

SilverStone HELA 1200R Platinum

ビデオカードがRTX 4090なので、電源ユニットはATX 3.0に対応したものが望ましい。ネイティブ16ピンPCIe 5.0コネクター(12VHPWR)を搭載したATX 3.0対応の電源はまだ少なく、この16ピンコネクターから600Wの電力を供給可能なものとなると更に選択肢が狭まる。RTX 4090は最大TGP 600Wなので、どうせならちゃんと合わせたい。GPUのオーバークロックをしないのであれば16ピンコネクターの供給が450Wのもので問題ない。

数える程度のラインナップから選んだのはSilverStoneの「HELA 1200R Platinum」である。この電源ユニット、ファンの動作が非常に静かなのだ。変な軸音はないし、ファンの回転数が乱高下することもない。もちろん、負荷が非常に高い場合はそれなりのファンノイズを発するが、ゲームではそんなに電力を消費しないので問題ない。ケーブルはフラットタイプ(12VHPWRのみメッシュスリーブ仕様)なのでPCケースにも組み込みやすい。

最後に、LGA1700環境では必須と言えるパーツがある。このソケットに対応したCPUは長方形であり、正面から見て固定部分が左右2箇所のみなので、CPU上下の両端がピンの圧力に負けて反ってしまう残念仕様である。この曲がりを軽減するにはソケットのCPU固定金具をサードパーティ製のパーツに交換する必要がある。

※CPU固定金具の交換はメーカー保証が効かなくなる可能性が大なので、やるなら自己責任で。

ElecGear LGA1700曲げ防止フレーム

上の画像は実際に「ElecGear LGA1700曲げ防止フレーム」というパーツを取り付けた状態。CPUヒートスプレッダーのフチ部分を全体で押さえつけて固定する構造になっており、元の固定金具より明らかにCPUに対する負担が少ない。個人的には必須パーツである。管理人がPS5にSSDのヒートシンクを取り付ける記事をアップしたが、その時に取り付けたヒートシンクもこれと同じElecGear製である。

PS5(CFI-1200)に「WD_BLACK SN850」と「ElecGear EL-P5C」を取り付けてみた!
新型のPlayStation 5に、大容量M.2 SSDと定番ヒートシンクを取り付けるでござる!の巻。

このメーカーの製品は高品質なので個人的におすすめである。この曲げ防止フレームは、CPUのヒートスプレッダーに接触する箇所にガスケットが貼り付けられており、CPUに優しい作りになっている。

完成

組み立て方法を紹介する記事ではないので、作業手順は省略。

完成と謳っているが、実は仮組状態である。13900Kをこのまま空冷で使うような愚かな事はしない。後で水冷(本格的な方)にするので、異常がないか、安定して動作するかなど1週間程度確認する。水冷ならどれも大して変わらないと思う人がいるかも知れないが、簡易水冷(AIO水冷クーラー等)と本格水冷では全く異なる。13900Kは360サイズのAIO水冷クーラーでも余裕で100℃に到達するので(ベンチ台で確認済み)、性能をフルで使いたいなら本格水冷の環境は避けて通れない。このまま空冷で使用するのであれば、13900KのCPUパッケージ温度が85~90℃を超えないよう電力制限(概ね200W以下)を設定しておけば良い。

仮組状態ではあるが、Noctuaのハイエンド空冷クーラーとケースファンを取り付けてあるので、冷却性と静音性は大変良好。適切に調整すればこの状態でも快適に使用できる。見た目に関しても、ハマる人にはハマるビジュアルだと思う。なんかもうこれでいいかなと思ってきた(´・ω・`)

でかいビデオカードを支えているGPUサポートは50~80mmの長さで調整可能なものを使用している。付属品のGPUサポートは見た目が好みじゃなかったので別に用意した。このPCケースみたいに電源ユニットと仕切りがある場合、ビデオカードが3スロット以上の厚みだとAmazonなどでよく出回っている長さ74mm以上のものは長過ぎて入らないと思う。ちなみに、ビデオカードの下に付いている拡張カードは動作確認用のSSDである。

次回に続く・・・かも知れない。水冷パーツも一緒に用意してあるので。

↓続きをアップした↓

Steam専用PCを作ってみた! #2
今回は自作したSteam専用PCの水冷化作業なんだな。
Steam専用PCを作ってみた! #3
親和産業から販売されている「【長尾製作所】PCIスロット用120㎜ファンステイPRO 改」を取り付けてみた。

Amazonリンク

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PS5(CFI-1200)に「WD_BLACK SN850」と「ElecGear EL-P5C」を取り付けてみた! https://www.zpgbf.jp/ps5-wdblack-sn850-elp5c/ Sun, 30 Oct 2022 02:50:56 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2612 新型のPlayStation 5に、大容量M.2 SSDと定番ヒートシンクを取り付けるでござる!の巻。

要件

新しい型のPlayStation 5(以下、PS5)が今年の9月ごろから販売されるようになった。新しい型番は「CFI-1200」となっており、これはマイナーチェンジモデルである。今回のPS5は2回目のマイナーチェンジであり、古い順から「CFI-1000」、「CFI-1100」、「CFI-1200」となっている。マイナーチェンジの内容については既に有志が詳しくレビューをしているので、興味のある人はググって調べてみると良いだろう。大雑把に説明すると、本体重量が軽くなり、消費電力が下がっている。発熱が抑えられているので、静音性も若干向上している。今から購入するならCFI-1200が良いだろう。全体的に悪い部分が見当たらない。

管理人はあまりゲームをやらないのだが、PlayStationは好きである。PS5も例外ではない。マイナーチェンジで改善されていると聞けば買わざるを得ない。まぁ入手出来ればの話だが。

はい、用意しました「CFI-1200」のPS5とその他もろもろ。言うまでもないが、転売ヤーからは購入していない。ちゃんとショップにて適正価格で購入している。

コントローラーは複数あれば充電が切れてもすぐに交換できるので、充電スタンドと一緒に購入した。他に必要な周辺機器は今のところない。ちなみに、今まで使っていた古い型のPS5は周辺機器ごと身内に譲った。

こちらが今回取り付ける追加ストレージ「WD_BLACK SN850(容量2TB)」と、ヒートシンク「ElecGear EL-P5C」。PS5にストレージを追加する場合、USB拡張ストレージ、及びM.2 SSDストレージの2種類がある。前者の場合、PS5対応と謳っているサードパーティ製の外付け用USBストレージを用意し、PS5のUSB端子に接続して使用する。後者の場合、色々と条件があるのでM.2 SSDの選択には注意が必要になる。詳しくはPlayStation公式サイトで確認できる。以下の表がその要件。

インターフェース PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD(Key M)
ストレージ 250GB~4TB
対応サイズ 2230 / 2242 / 2260 / 2280 / 22110
放熱機構を含むサイズ 幅:最大25mm
長さ:30 / 40 / 60 / 80 / 110mm
高さ:最大11.25mm(基盤から上8.0mmまで / 基盤から下2.45mmまで)
シーケンシャル読み込み速度 5,500MB/秒以上を推奨
ソケットタイプ Socket 3(Key M)

インターフェースが「PCI-Express Gen4x4対応M.2 NVMe SSD(Key M)」となっている。PCI-E Gen3などのM.2 SSDを接続するとどうなるかというと、エラーが出て使用できない。読み込み速度に関しては、他の要件を満たしていれば多少遅くとも使用することは可能。

今回用意した「WD_BLACK SN850」はこれらの要件を全て満たしておりPS5で問題なく使用できる。PS5のM.2 SSDを選ぶ場合は、PS5動作確認済みのものを買った方が良い。

どうでもいい話だが、「WD_BLACK SN850」は旧型製品である。このモデルは新型が販売されており「WD_BLACK SN850X」が現行モデルである。新型と旧型を比較しても、シーケンシャル速度は300MB/sしか変わらない。スペックをあまり気にしないのであれば、値引きされている型落ちを狙うのも良いだろう。

こちらはPS5公式ライセンス版 ヒートシンク付きモデル。

PCI-E接続の高性能なSSDは消費電力が高くかなり発熱する。ヒートシンク無しでの使用は性能を発揮できないだけではなくトラブルの原因にもなる。差し支えなければヒートシンク付きのM.2 SSDを選んだ方が良い。管理人のように、SSDは単品にしてヒートシンクを別で用意する方法もある。

PS5対応のヒートシンクも今では多く販売されているので、好みのものを選択しよう。

取り付け作業

能書きが長くなったが、早速取り付け作業といってみよう。まずは「ElecGear EL-P5C」を確認してみる。

内容は、ヒートシンク本体、サーマルパッド(厚み1.0mmと1.5mm)、スポンジテープ(厚み2.0mmと3.0mm)、スタンドオフスペーサー、大ワッシャー、小ワッシャー、SSD固定用ネジ、プラスドライバーが入っている。画像に無いが、日本語の説明書があるので心配無用。ネジ類は紛失防止のためか、樹脂ナットでスタンドオフスペーサーとワッシャー類がひとつに纏めてある。

ヒートシンクはヒートパイプが搭載されており、熱を素早く分散させる構造になっている。M.2 SSD(サーマルパッド)とはヒートパイプが直接接触するダイレクトタッチ方式である。M.2 SSDはコントローラーが最も発熱するので、熱を分散させるという意味では優秀なヒートシンクだと思う。メモリ側に熱が移動しても大した影響はないだろう。

PlayStation 5(CFI-1200A01)

PS5本体はカバーを取り外すだけでM.2 SSDスロットにアクセスできるようになっている。カバーはブルーレイドライブ側を外す。詳しい分解手順は、PlayStation公式サイトを確認しよう。動画で分かりやすく解説されている。こんな記事を見るより公式サイトを見た方が良い。

カバーを外した状態。画像右上の細長い金属カバーがM.2 SSDのスロットがある部分。プラスネジを緩めればM.2 SSDカバーを取り外せる。

EL-P5Cヒートシンクがこのカバーの役割も兼ねているので、今回はこの取り外したM.2 SSDカバーは使用しない。箱にしまって保管しておく。ネジは再利用する。

M.2 SSDカバーを外すとM.2 SSDスロットが現れる。以前のモデルと違い基盤が短くなっている。今回取り付けるM.2 SSDのサイズは2280なので「80」の部分に小ワッシャーとスタンドオフスペーサーを取り付ける。

ついでにスポンジテープも貼っておく。厚み2.0mmと3.0mmが付属しているが、3.0mmだけだとM.2 SSDと1.0mmほど隙間があったので、重ねて両方貼り付けた。M.2 SSDを置くとスタンドオフスペーサーから1.0mm程浮いてしまうが、スポンジは少し柔らかいのでそのままネジを締めて固定して問題ない。ヒートシンクで押されることを考えると丁度良い。両面実装のM.2 SSDであれば、どちらか1枚を貼れば丁度良いだろう。

M.2 SSDは斜めに差し込む。スタンドオフスペーサーに位置を合わせ、押さえながらネジで固定する。

付属のサーマルパッドは個人的に硬めな気がしたので、かなり柔らかめのサーマルパッドを用意して貼り付けた。冷却性能を重視するならハイグレードなものを使用するのも良いだろう。好みに合わせて選ぶのも一興である。一般的なM.2 SSDであれば、サーマルパッドの厚みは0.8~1.0mm程度で丁度良い。上の画像のように、サーマルパッドの真ん中に切り込みを入れて分割しているのは、M.2 SSDのコントローラー側とメモリ側で若干高さが異なる為である。このM.2 SSDはコントローラー側がメモリ側より0.2mm程低いのだ。1枚で貼るよりも、分割して貼った方がヒートシンクと馴染みやすい。まぁ気休めではあるが。

ヒートシンクを、金属カバーを取り外した逆の手順で取り付ける。付属の大ワッシャー(透明のプラ製)をヒートシンクのネジ穴に設置してからネジを締め込む。一気に最後まで締め込まず、サーマルパッドの潰れ具合を確認しながら徐々に締め込んでいく。一度取り外してサーマルパッドの当たりを確認しておくと良いだろう。サーマルパッドが厚すぎる場合、SSDを曲げて破損させてしまう恐れがあるので慎重に。

「CFI-1200」のPS5に「ElecGear EL-P5C」を取り付けているレビューが見当たらなかったので付くか不安だったが、特に問題なく取り付けられた。M.2 SSDスロット周辺の作りは、どの型番のPS5でも同一形状のようだ。

SSDのフォーマットと設定

取り付け作業が完了したら、PS5本体の電源を入れて動作確認である。

電源を入れると一番最初にSSDのフォーマットを行いますかと画面が出るので、フォーマットを行う。もしエラーが出ていたり不具合があれば先に進めないので、その場合は作業のやり直し、SSDの交換、取り外しなどを行う必要がある。上の画像は既にフォーマットが完了した状態。

速度は「6540MB/s」と出ている。数値的にシーケンシャル速度だろう。「WD_BLACK SN850」は公称 7000MB/sなので問題ない数値である。数百程度の違いは測定誤差の範囲。ゲームなどでは細かいデータを沢山読み込むので、シーケンシャル速度よりもランダム速度の方が重要なのだが、PS5ではどの程度出ているのか確認できない。

SSDを増設したら、ストレージやゲームのインストール先の確認を行う。画像のように、設定>ストレージから確認・変更ができる。

本体ストレージ

PS5(CFI-1200)の何もインストールをしていない状態では、本体ストレージは649.2GBの空きがある。PS5の本体ストレージ容量は825GBであるが、OS、ファームウェア、アップデートのデータなどがあるので、実際に利用できる容量はこれより少なくなる。649.2GBだと、ハードユーザーでは全然足りないだろう。管理人はあまりゲームをやらないのでこれでも十分だが。

M.2 SSDストレージ

追加したストレージを確認すると、しっかり2TBと表示されている。これだけ空きがあれば安心である。もしストレージの容量が足らなくなってしまったら、M.2 SSDストレージとUSB拡張ストレージ(外付けHDD等)を併用しよう。PS5は、M.2 SSDストレージとUSB拡張ストレージの併用が可能である。尚、USB拡張ストレージは1台のみ接続可能である。USB端子が複数あっても、USB拡張ストレージの複数接続はできない。

インストール先

ストレージを追加した場合、ゲームとアプリのインストール先を変更できる。デフォルト設定では本体ストレージになっているので、自分で好みの設定を選ぶ。

PS5本体ストレージはHDDではなくSSDである。SSDはデータの書き込みを繰り返すことで消耗していくので、交換が容易なM.2 SSDストレージを優先して使うように設定した。まぁ最近のSSDはかなり高耐久なので、普通に使用するなら消耗は気にしなくて良い。先にPS5の買い替え時期が来るだろう。インストール先の設定に関しては、自分の好きな方に設定しよう。

まとめ

新型のPS5(CFI-1200)でも、M.2 SSDの要件は旧型と同じで変更されていない。スロット周りの作りも殆ど同じなので、従来のPS5用であれば問題なく取り付けられる。

「ElecGear EL-P5C」を取り付けた状態でどれだけパフォーマンスが上がるのか正確な検証はしていないが、PCのマザーボードに付いている薄いヒートシンクでもサーマルスロットリングは滅多に発生しないので、正しく取り付けてあれば問題は起きないだろう。PS5専用のM.2 SSD用ヒートシンクの中では、「ElecGear EL-P5C」は最高レベルの性能だと思う。ヒートシンクのスリットも空気の流れを考えたデザインで隙がない。

軽くレビューしてみたが、問題があれば追記したいと思う。

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【雑記】Windows 11 控えめに言ってもゴミすぎた(特にタスクバー) https://www.zpgbf.jp/windows11-is-garbage/ Sat, 28 May 2022 17:00:31 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2590 文句言ってる記事になった(´・ω・`)

どうも、こんにちわ。今回のテーマはジサカーにとって避けて通れないOSのお話である。管理人が普段から使用しているOSはWindows 10(以下、Win10)である。このOSは歴代のバージョンの中では一見シンプルに見えるのだが、色々と融通の利くOSなので管理人的には特に不満はない。ずっと使い続けていきたいところであるが同じ環境をいつまでも使えるわけではないので、新しいものに切り替えてくことは必要である。メインPCで試験的にWindows 11(以下、Win11)をインストールして数日使用してみたので、思ったことを述べてみる。まぁ結論だけ先に言えばタイトルの通りである。改善されない限りWin10を使い続けるだろう。

スタートメニューが使いにくい

スタートメニューは、新しいOSにしたときに第一印象を決める重要なものである。Win10の場合はアプリ一覧とピン留めしているアプリが一発で表示され、その他設定もすぐ開けるのでとても使いやすい。Win11では検索窓、ピン留めアプリ、おすすめ(アプリなど)、電源アイコンのみの表示で必要最小限になっている。これが実際に使用してみると実に使いにくい。カスタマイズも最小限に留められており、ユーザーの好きなようには調整できない。おまけに、アプリ一覧を呼び出すのにマウス操作だと2回クリックが必要である。どうでもいいが、検索窓があるならタスクバーの検索アイコンいらないよね。

アプリ一覧を開くのはキーボードを併用していればあまり気にならないが、左手は他の作業(サブPCの操作など)をしていることもあるので常にメインPCのキーボード上に手があるわけではない。一発で開けないのはリアルマルチタスクをしている人にとっては間違いなく改悪と言える。使うアプリは全部ピン留めしろよと思うかも知れないが、そういう問題ではない。これに関してはスタートメニューだけではなく他の部分にも言える。使用頻度の高い人にとってはストレスだろう。まぁ管理人はこれに関してはそこまで気にならない。他のダメな部分に比べれば些細な問題である。

尚、スタートアイコン右クリックからのシステム系アプリの呼び出しはWin10と同様に行えるので、これに関しては特に不満はない。

タスクバーのアプリにファイルをドロップしても開かない

Win10では割りとこの操作をする人はいると思う。実行したいファイルをドラッグし、タスクバーにピン留めしてあるアプリにドロップする。この操作方法で実行可能なファイルならドロップ先のアプリで開けるのだが、なんとWin11では停車禁止マークが表示されてこの操作ができない。ファイルを右クリックで開くアプリを選択できるが、リストに目的のアプリがなかったりするので、その場合は一覧を表示してから使用するアプリを選ぶ必要がある。これはタスクバードラッグに慣れているとかなり気になる。

正直言うとこれには驚いた。キーボードのショートカットキーを駆使すればこのような操作の負担は軽減するが、誰もがショートカットを理解している訳ではない。管理人はある程度この操作方法は理解しているので、両手操作なら特にストレスを感じずにファイルやアプリの操作はできるのだが。でもね~、おやつを食べながらマウスオンリーでだらだら操作しているときもあるんですよ。なんとかして?

タスクバーの太さを変更できない

Win10のタスクバーはアイコンを小さくするという設定でタスクバーの表示をデフォルト状態よりも細くすることが可能。逆に、タスクバー境界をドラッグすれば、範囲を広げることができる。この機能はWindowsならあるのが当たり前だと思っていたし、当然Win11でもあるのかと思っていた。しかし、実際は期待を裏切るものであった。Win11ではタスクバーの太さや領域の変更は不可能である。もうこの時点で嫌な予感しかしない。

タスクバーを移動できない

管理人のメインPCはマルチモニター(4画面)である。メインモニターにタスクバーがあるのは邪魔なので、普段は右側にあるサブモニターだけに表示させている。Win10ではタスクバーをドラッグして画面四隅の好きな場所や、サブモニターに移動できるのだが、Win11ではメインモニターの下部に固定となっている。シングルモニターのPCなら特に気にならないだろうが、マルチモニター環境の人にとっては究極の改悪である。全てのモニターにタスクバーを表示させることは可能だが、ハッキリ言って邪魔である。開発者って全員シングルモニターなのかな?

Win11 メインPCデスクトップ

画像サイズが少し大きいので注意。このスクショは、Win11をインストールしたメインPCのデスクトップである。ご覧のようにメインモニターに設定している中央のウルトラワイドモニターにタスクバーが表示されている。このモニターはアスペクト比21:9と横長なので、下部にタスクバーがあると非常に邪魔。当然だが、マルチモニター環境であってもタスクバーをドラッグしようが微動だにしない。マルチモニター環境専用の設定が出現するかと期待したが、そんなことはなかった。

右側サブモニター下部だけに表示したい

なんとかならないか方法を調べてみたが、現時点ではどうにもならなかった。何故このような仕様にしてしまったのか甚だ疑問である。ググってみても得られる対処法は初歩的なものばかり。管理人の要求はマニアック過ぎて一般的な検索では得たい情報が引っかからない。プログラムやOSに詳しい知人に聞いてみたが、今のところ対処法はないとのこと。ゴミですやん(´・ω・`)

邪魔であればタスクバーは自動で隠れるように設定できるのだが、Win10とWin11でもそれは変わらない。隠している場合は、マウスカーソルをタスクバーに持っていくか、Winキーを押せば開ける。タスクバーを常に表示しておけば、開いているアプリやバックグラウンドのアプリ、IMEの状態や時刻の確認がすぐに行えるので、管理人はタスクバーを常に表示しておくタイプである。なので、タスクバーの移動に制限があるのは大変遺憾である。

細かいところにも改悪が目立つ

Win11を数日(1週間近く)使用してみたが、使いやすいと思うことは一切なかった。良い部分は素直に褒めてあげたいが、利用者からすれば今の時代ストレスなく使えるのはごく当たり前のことなので、いちいち記事にして褒めたって仕方ないだろう。常識的に、普通の人が気にするのは良い部分ではなく悪い部分である。OSの顔であるスタートメニューやタスクバーがこの状態じゃ、他はお察しだろう。Win11の悪い部分はググれば色々と出てくるので、気になる人は自分で調べてみよう。外国人ユーチューバーがFワード言いながらレビューしている。

Win11は、開発側としてはシンプルで分かりやすくしたいのだと思う。顧客は常にシンプルで分かりやすいものを望んでいるし、これに関しては開発が顧客のニーズに応えようと努力しているというのは理解できる。しかしながら、なんでもシンプルにすれば良い訳ではない。多機能なものを無理に制限すると却って使いにくくなるのはバカでも分かることである。こういう状態に陥ったものは、ある程度使いこなすには余計なスキルが必要になるのだ。

これに対し、Windowsの競合代表であるmac OSは、両方使ったことのある人なら分かると思うがシンプルで分かりやすい。特に、プリインストールされているアプリが優秀であり種類が豊富なので、後から余計なものをあまり必要としない。ユーザーに特別なスキルが無くともある程度使えるように設計されているので、PC初心者にも分かりやすいOSである。この点においては、Windowsは明らかに劣っている。相手の得意分野で勝負してもどうせ勝てないんだから、良いところを伸ばして欲しい。

主観的にWindows 11はゴミOS

文句しか言ってない記事になってしまったが共感する人は多いと思う。実際、ググって調べてみてもWin11に対しては不満の声が多すぎる。ダメな部分は異なるが、Windows VistaやWindows Meの再来と言って良いだろう。管理人的に、Win11はマイクロソフトの黒歴史になると思う、今のところは。

今日、改めてWin10を使ったが神OSに感じてしまった。良いOSというのは、ある程度慣れていなくても使いやすく感じるものなのだ。Windows XP、Windows 7も正にそんな感じだった。Windowsに慣れている人ならこれらはとても使いやすいと感じるだろう。Win10はこれらと比較すると平凡ではあるが、Win11に比べれば遥かに優秀である。マイクロソフトは良いものを作る技術は十分にあるのだから、エンジニアの自己満足で開発せずに、ユーザーの声をしっかりとフィードバックして欲しい。今のままでは意識高い系のOSである。

結論としては、Win10で満足しているならWin11にする必要は一切ない。第12世代以降のインテルCoreプロセッサー(Eコア搭載のCPU)の性能を引き出すならWin11がほぼ必須(Win10だと効率が落ちる)であるが、必要に迫られない限りWin10の方が無難である。まぁ使いやすいかどうかは個人差があるので、気になる人はアップグレードしても良いだろう。この記事では触れていないが、良くなっている部分は多い。特に、ゲーム関係に力が入っているので、ゲームをメインにしているユーザーであればおすすめである。ゲーマーやライトユーザーならWin11で全く問題ないと思う。

最後に、管理人は特殊なので、こういった記事は真に受けず参考程度にして欲しい。

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「Fractal Design Flex B-20」サブ機のビデオカードを垂直配置にしてみた! https://www.zpgbf.jp/fractal-design-flex-b-20-review/ Sat, 30 Apr 2022 15:15:32 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2524 Flex B-20付属のライザーケーブルはPCIe 3.0なので、「LINKUP ウルトラ PCIe 4.0 X16ライザーケーブル」も用意した。

垂直配置について

ビデオカードを垂直配置にする場合、使用しているPCケースが対応しているのか確認する必要がある。例えば「Fractal Design Define 7」のように元々垂直配置をするためのスロットが設けられているPCケースがある。別売りのオプションライザーケーブルを用意すればビデオカードを垂直配置で取り付けできる。しかし、垂直配置に対応していないPCケースの場合は、垂直配置にするためのブラケットが必要になる。こういったブラケットが対応しているPCケースは基本的にブリッジレスのスロットであることが条件だが、中にはブリッジを回避できるよう横にオフセットしているブラケットもある。

ここで言うブリッジとは、スロット間の仕切りのことである。最近のPCケースであればブリッジが無いものが多い。ブリッジがあるPCケースだと垂直配置ブラケットの選択の幅がかなり狭まる。ブリッジをカットするという荒業もあるが、メーカー想定外の使用方法のため(剛性が不足する等)あまりおすすめできない。以下はオフセットしているブラケット。

このタイプのブラケットだと、当然だがPCケースの長さに余裕がないと大きいビデオカードは物理的に入らなくなる可能性がある。コンパクトなATXケースだとかなり厳しいだろう。取り付けに無理があるなら、素直にPCケースを新調した方がストレスなく組める。

管理人が購入したのは「Fractal Design Flex B-20」で、同社の「Define 7/Meshify 2」シリーズに対応している。7スロットでブラケットがPCケースに物理的に干渉しないなら、他のPCケースでも取り付け可能。

このブラケットにはライザーケーブルが付属しているが、PCIeのジェネレーションは3.0である。管理人の取り付けるビデオカードはRTX 3070なのでPCIe 4.0であることが望ましい。なので、PCIe 4.0のライザーケーブルも一緒に購入した。

お値段は8000円程で、Flex B-20よりも高価。ライザーケーブルは品質が重要なので、安価なものはあまり使用しない方が良い。ビデオカードが不安定になったり故障する原因にもなるので、個人的には妥協してはダメなパーツだと思う。LINKUPのライザーケーブルは高価だが信頼性は抜群。Flex B-20に付属しているライザーケーブルは長さが20cm(接続端子含む)なので、LINKUPの方は長さ15cm 直角タイプがFlex B-20とほぼ同じサイズになる。(LINKUPの長さ表記はケーブル部分のみの長さである。)管理人が選んだのはブラックカラーだが、ホワイトカラーもある。

LINKUPからも垂直ブラケットが販売されている。こちらはPCIブラケットが3スロット厚のビデオカードにも対応している。付属のライザーケーブルはPCIe 4.0となっている。Flex B-20よりもブラケットの剛性が良さそうだが、見た目がゴツいので好みが分かれそう。

ひとつ注意として、ビデオカードを垂直配置にする場合、ビデオカードとCPUクーラーのクリアランスを確認した方が良い。タワー型のCPUクーラーだと、ビデオカードの奥行きによっては物理的に入らないものもある。AIO水冷クーラーであれば大抵問題はない。ポンプヘッドが大きいものは接触するかも知れないので、自分の使用しているCPUクーラーとビデオカードを良く確認しよう。

組み立て作業

「Fractal Design Flex B-20」と「LINKUP ウルトラ PCIe 4.0 X16ライザーケーブル」を開封してみる。

まずは、Flex B-20。

ブラケット本体

ライザーケーブル

ネジ類

マニュアル

Flex B-20に付属のライザーケーブルは、袋越しに触った感じだと比較的柔らかめのケーブルだった。品質はまずまずのライザーケーブルだろう。使わないのでそのまま箱に戻した。

続いて、ウルトラ PCIe 4.0 X16ライザーケーブル。

他には小さいガイドみたいなものが入っていた。

それでは早速組み立ててみる。

L字のパーツをスロット側のパーツに固定する。スライドさせてはめ込む構造になっている。

2箇所にネジを取り付ける穴があるので、付属のネジで固定する。画像はネジをまだ付けていない状態。価格が価格なので仕方ないが、少し板厚が薄い。クソデカいカードだと多分たわむと思う。最近のFractal Designは以前よりも品質が落ちたと感じる。まぁ今回取り付けるグラボはそんなに大きくないので問題ないだろう。デカくて重いビデオカードを使っている人は、必要に応じてサポートステーなどを併用した方が良いだろう。

次に、ライザーケーブルを取り付ける。

流石、LINKUPのライザーケーブルは上質である。触った感触はしなやかで少しコシがある。明らかに安物と違うのが分かる。Flex B-20付属のライザーケーブルと比較しても、LINKUPの方が高品質だろう。

ブラケットの下側からライザーケーブルを2cmくらいスライドさせながら差し込む。Flex B-20付属のネジを使うのだが、基板に傷を付けたくないのでグラスワッシャーを挟んだ。ライザーケーブルは長穴になっていて位置を調整できるようになっている。なので、まだネジの本締めはしないでおく。

ビデオカードを取り付ける。ライザーケーブルにビデオカードを刺して、Flex B-20付属のネジでブラケットに固定する。ここも別で用意したグラスワッシャーを使用している。

ビデオカードを取り付けたら、ライザーケーブルの固定しているネジを本締めする。

ブラケットとビデオカードの組み立ては完了。あとはPCケースに組み込むだけである。

完成

とても良い感じ。画像のビデオカードは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge OC LHR」で、PCケースは「Fractal Design Torrent Compact」である。このPCケースはFlex B-20の対応リストに無いが、問題なく取り付けられた。

このビデオカードの場合、PCケース1段目のPCIスロットよりも高さがあるので、虎徹などの空冷CPUクーラーだと間違いなく干渉する、というか干渉した。言うまでもないが、最強空冷クーラーNoctua NH-U12Aも干渉した。最近のビデオカードはPCIブラケットから突き出ているものが多いので、垂直配置にするなら画像のようにAIO水冷クーラーにしておくのが無難。ヒートシンクが大きすぎるメモリも注意。

肝心のライザーケーブルだが、ケーブル自体がしなやかなので苦しい感じはしない。予め少しクセを付けておけばすんなり取り付けられる。モノによってはガチガチで反発力が強いライザーケーブルもあるので、高品質なLINKUP製にして正解である。LINKUPのトレードマーク(?)であるレッドカラーがアクセントになって格好良い。このPCケースならホワイトカラーでも合うだろう。

パソコンを起動して動作確認をしてみたが、しっかりとGen 4.0で認識されていた。Resizable BARもちゃんと有効になっている。

ひと通りベンチマークを走らせてみたが、特に問題はなかった。FFベンチのスコアは直刺しと比較して平均1%程度の落ち込みだったが、誤差なのか分からなかった。余程シビアな環境で使用している人でもない限り、LINKUP ウルトラ PCIe 4.0 ライザーケーブルを挟んだ状態でも違いは体感はできないだろう。

最後に、品質の悪いライザーケーブルを使用すると、体感できるレベルでビデオカードの性能が低下することがある。安かろう悪かろうなので、一定の品質を満たしたライザーケーブルをおすすめする。

おまけ

ビデオカードの補助電源ケーブルをスッキリと見せたい人におすすめのパーツがあるんだなぁ。

一見すると只の8ピン180度変換コネクタだが、この製品は良くあるスポンジテープが貼ってあるだけのものと違い、ちゃんと外装カバーが装着されている変換コネクタである。見た目を重視するならこれ一択。

商品名は「EZDIY-FAB PCI Express用 電源変換アダプタ Uターン型 8ピン180度角度コネクタ PC用電源アダプタボード – リバースタイプ」。種類はノーマルタイプとリバースタイプがあるので、買う人は自分のビデオカードを確認しよう。

このビデオカードは補助電源コネクタが結構引っ込んでいるが、ケーブルをきつめに曲げてもどうしても見えてしまう。しかし、この180度変換コネクタを取り付けると見た目がかなりスッキリする。細かい部分だが満足度の高いパーツである。管理人的に、垂直配置にするなら必須のパーツだと言える。何より配線作業が楽になる。ちなみに、この変換コネクタはビデオカード側にロックが無いので、外すときは引っ張るだけである。そうそう抜けるものではないのでロックは無くても問題ない。バックプレートとのクリアランスもある程度確保されているので、大抵のビデオカードに取付可能だろう。

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「ASRock B550 Steel Legend」に「Wi-Fi 6E AX210NGW」無線LANカードを取り付けてみる https://www.zpgbf.jp/b550-steel-legend-ax210ngw/ Fri, 29 Apr 2022 15:08:28 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2507 サブ機をいじるでござるの巻。

購入したもの

コストパフォーマンスが優れている定番マザーボード「ASRock B550 Steel Legend」であるが、無線LANカードが付いていないのでWi-FiとBluetoothを利用することができない。BluetoothだけならUSBレシーバーを買えば使えるが、管理人的にはWi-Fiもないと不便である。無線LANカードを付ければどちらも利用可能になるので、現時点で最新の「Intel Wi-Fi 6E AX210NGW」を取り付けることにした。AX210は、Bluetooth 5.2とWi-Fi 6Eが利用可能。言うまでもないが、カード単体では使えないので同時にアンテナとケーブルのセットも購入する。

取り付け作業

B550 Steel Legendは、バックパネルにアンテナを取り付けられるようになっている。当然だが、バックパネルは取り外す必要があるのでマザーボードは予め単体にしておく。下の画像はバックパネルの外装カバーを外した状態だが、これだと工具が入らないのでバックパネルを取り外す。

取り外し方は、マザーボード裏面にあるネジを外すだけ。外装カバーがネジ2本、バックパネルもネジ2本となっている。小さいので無くさないように注意する。

こちらはアンテナとカードを接続する「MHF4/IPX4 ケーブル」で、長さは20cmで丁度良い。

バックパネル裏側から差し込んで、ナットを締め込んでいく。工具は8mmのスパナを使用する。締め付けトルクはスプリングワッシャーが平らになる程度で十分。取り付けは、外側からナット、スプリングワッシャー、ワッシャー、バックパネル、アンテナケーブルの順番になっている。この順番で合っているかは不明だが、しっかり固定できていれば問題ない。尚、アンテナ端子は断面がカマボコ形状なのでナットだけ締めても共回りすることはないが、バックパネルは薄いアルミなのでなるべくスパナ2本で締め込んだ方が良い。神経質な気もするが。

こちらはバックパネル内側。マザーボードにバックパネルを取り付けてアンテナケーブルは完成。

次に、AX210NGW無線LANカードを取り付ける。

プライマリスロットの直下にM.2 WiFiスロットがある。ネジ穴はオレンジ色のシールで塞がれているので予め剥がしておく。

付属のネジで固定して取り付けは完了。

カードにケーブルを接続する。接続端子は小さくて結構硬い。端子はふたつあるが、アンテナが2本とも同じならどっちがどっちとか決まりはないので、順番は適当で問題なし。

外装カバーを戻して作業完了。

速度を測定してみる

最新のWi-Fi 6Eであるが、国内でWi-Fi 6E対応ルーターは現時点で販売されていない。Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eの大雑把な違いは利用可能チャンネルの数(帯域の広さ)であるが、基本的な仕組みはWi-Fi 6と同じである。Wi-Fi 6Eだから速度が速いという訳ではない。電波干渉が無ければどちらも大して変わらないので、あったとしてもWi-Fi 6E対応ルーターを無理して買う必要はない。まぁ利用可能な帯域が広い方が快適なのは確かなので、近隣と干渉してしまう人には6Eが良いかも知れない。

管理人が使用しているWi-Fiルーターは「TP-Link Archer AX90」で、4804Mbps (5GHz) + 1201Mbps (5GHz) + 574Mbps (2.4GHz) トライバンドのWi-Fi 6対応ルーターである。

ルーター機能はホームゲートウェイで有効にしているので、Archer AX90はただのアクセスポイントとして使用している。勿体ない気もするが・・・。

無線LANカードを取り付けたサブPCの「Wi-Fiの状態」を確認してみると、1.2Gbpsで接続されている。Archer AX90は本体の機能でSSIDを一纏めにしてしまっているので、自動で1201MbpsのSSIDに接続しているのだろう。

以下のサイトで回線速度を測定してみる。

https://www.speedtest.net/ja

午後10時頃に測定。回線は特に混雑していないようだが、都心に近いのでこんなものだろう。昼間だと1000Mbps近く出るので、普通に使うなら十分な速度である。Bluetooth 5.2が使えるのはいいね!

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クイックディスコネクトの追加及びファンと冷却水の交換 https://www.zpgbf.jp/qd3-mysticfog-chromaxblack/ Thu, 21 Apr 2022 04:00:35 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2480 水冷パソコンを仮設置してしばらく使用したが問題なさそうなので、QDを追加して冷却水を交換する。

クイックディスコネクト フッティング

今回取り付けるクイックディスコネクト(以下、QD)は、KOOLANCE社製の「QD3-MSG4 No-Spill Coupling Male G1/4」と「QD3-FS10X13 Female 3/8in x 1/2in」で、オスがG1/4ネジで、メスが10-13mm コンプレッションとなっている。それぞれ4個ずつ用意した。お値段は全部で2万円弱、結構高い。
※クイックディスコネクトではなくクイックリリースという言い方が一般的かも。

左が「QD3-FS10X13 Female 3/8in x 1/2in」
右が「QD3-MSG4 No-Spill Coupling Male G1/4」

製品名に「QD3」とあるが、このQD3シリーズであれば互換性があるので組み合わせることが可能。同じシリーズであればショートタイプもノーマルタイプも関係なく組み合わせられる。QD4等、他のシリーズとは組み合わせ不可なので、KOOLANCEのQDを購入する際は注意。

メス側のロックを手前(画像では左)にスライドさせながら、オスに差し込む。少し抵抗があるが最後までしっかりと接続する。接続後は接続部分が自由に回転するようになっている。余程ぞんざいに扱わない限り勝手に外れたりすることはない。どっちをオスでどっちをメスにするか迷う人がいると思うが、特に方向性は決まっていないので好きにすると良い。基本的に、ポンプや水枕などにはオスを取り付け、PVCチューブ側をメスにすると着脱がしやすい。逆にすると片手で外しにくくなる。イメージすれば分かると思う。

上流側をメス、下流側をオスで統一するなど接続を互い違いにしておけば、PVCチューブをループして接続できるので、パーツ単体での水漏れチェックが簡単に行える。この方法なら接続ミスもなくなる。管理人はこの方法は使わないが。

今回は外付けラジエーターを接続するのにQDを使用するので、パソコン本体側にオスを取り付ける。

メス側にPVCチューブを取り付けて、QD同士を接続する。KOOLANCEのQDは小さくて高品質なので管理人お気に入り。外付けラジエーター側も同じように取り付けた。

スペースの問題で場合によっては上の画像のように45°や90°のロータリーフッティングを使用する人もいると思うが、ロータリーはあまり負荷をかけすぎると水漏れすることがある。負荷のかかる場所はゆるいロータリーは使用しないで、耐久性の高いものを使用した方が良い。(経験談)

ラジエーター側に使用しているのはBYKSKI 45°ロータリーフッティング。ロータリー部分の接続が強固で、回転するときの抵抗が大きめ。全くグラつかないので水漏れの心配は皆無。BYKSKIの製品は安い反面品質は良くないが、普通に使用するには問題ない。EKとかだとロータリー部分が柔いんだよね。高けりゃ良いって訳でもないのが、水冷の難しいところ。

冷却水とファンの交換

QDを取り付けるのに冷却水(クーラント液)を抜いてしまったので、ついでにイメージチェンジをすることにした。今まで使用していた冷却水は透明の色付き(EK-CryoFuel Lime Yellow)だったが、今回は「EK-CryoFuel Mystic Fog」にしてみた。これは半透明のホワイトカラーでカルピスみたいな見た目。ソリッドカラーだと粒子がポンプや水枕に詰まる恐れがあるが、Mystic Fogは粒子がほぼ無いと思われる。まぁ大丈夫だろう。

EK-CryoFuel Mystic Fog (Concentrate. 250mL)

これは水で薄めて作るタイプなので、精製水も相当量を用意する。EK-CryoFuel Mystic Fog 250mLに精製水 750mLを混合して1リットルの冷却水が出来る。管理人の環境で必要な冷却水の量は丁度2リットルなので、画像のように5本もいらないが、余ったものは予備である。

外付けラジエーター(MO-RA3)についているファンが「NF-A20 PWM chromax.black.swap」なので、パソコンに付ける用に同じchromax.blackシリーズの「NF-A12x25 PWM chromax.black.swap」を4個用意した。元々付いている「NF-A12x25 PWM」と入れ替える形になる。色が変わるだけなので無駄な買い物のような気もするが、自己満足である。尚、このファンのお値段はひとつ4000円前後と一般的なものと比較すると高価だが、品質と性能は最高である。

Noctua NF-A12x25 PWM chromax.black.swap

パッケージの中身を見てみる。

ファン本体と、赤、黒、白、青、黄、グレー、緑の防振パッドが付属している。(各色4個の防振パット+黒の防振ガスケット)

ブラウンカラーの通常モデルとの大きな違いは、ファンケーブルがファン本体直後でコネクタ仕様になっている。

両者を並べてみると一目瞭然。ファンブレード中央のモーター部分も若干違いが見られる。スペック上はどちらも同じである。単純に色違いと思って良いだろう。このタイプのファンブレードは静圧性能が高いタイプである。抵抗のある場所(ラジエーター等)に適している。ファンのブレード形状は作るメーカーによって様々なので、使用する場所によって最適なものを選ぶ必要がある。

パソコンケースの底面に4個取り付けた。Noctuaのイメージカラーであるブラウンのファンも悪くないが、やはりchromax.blackの方がこのパソコンには合っている。

以前の記事でリザーバーポンプはラジエーターに取り付けていたが、訳あってパソコンケース内に設置した。

これでメイン機は一応完成。しばらく仕様変更はしないと思うが・・・。

外付けラジエーターやパソコンに関する記事は以下。

「Watercool MO-RA3 420 Pro」最強ラジエーターを買ってみた!
「MO-RA」は、モンスターラジエーターの略なんだお。
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「Watercool MO-RA3 420 Pro」最強ラジエーターを買ってみた! https://www.zpgbf.jp/mo-ra3-420-pro-review/ Sun, 27 Mar 2022 05:30:37 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2414 「MO-RA」は、モンスターラジエーターの略なんだお。

パソコンの組み換えを行う際、水冷だとラジエーターやらポンプやらをいちいち取り外すのが面倒なので、以前から外付けラジエーターが欲しいと思っていた。面倒とは言うものの、実際はパソコンの組み換えなんて日常的に行わないし、正直言って外付けラジエーターは必要ないのだが、ずっと同じ環境で使い続けてても刺激がない。Ryzenが優秀すぎてインテルを買う気も起きないので、今回は外付けラジエーター「Watercool MO-RA3 420 Pro」を簡単にレビューしてみる。ちなみに、外付けラジエーターは今回が初めてという訳ではない。

購入したもの

個人的に、外付けラジエーターと言えば「MO-RA3」が真っ先に思い浮かぶ。探せば他にもあるのだが、大型ラジエーターの中で性能や見た目で選べばMO-RA3が最も優秀だろう。今の所、他の製品は眼中にないし比較する気も起きないので、直ぐに購入することにした。国内のショップでもタイミングが良ければ在庫があるが、こういった製品はマニアックすぎて需要が殆ど無いので、在庫を置いてある方が珍しい。なので、今回はWatercoolの公式通販から購入する。商品はドイツから発送されるのだが、在庫があれば1~2週間程度で届く。航空便なので到着は早いし、関税(消費税)を入れても国内で買うより安い。

以下の表は購入したリスト。フッティングやケーブル等の細かいパーツはリストから除外。赤字のパーツは国内ショップ、他はWatercool 公式サイトの通販(worldwide shipping)で購入した。

購入したもの
製品 説明
MO-RA3 420 PRO stainless steel ラジエーター本体
MO-RA3 420 Fan Grill – Classic – stainless steel (high version) ラジエーター用グリル、表と裏で2個必要
MO-RA3 feet ラジエーター用フット
MO-RA3 420 Mounting Bracket for Noctua NF-A20 ファン用マウントパネル、表と裏で2個必要
Noctua NF-A20 PWM chromax.black.swap 800rpm 20cmファン、片面4個必要
MO-RA X-SPLITTER FOR NOCTUA NF-A20 NF-A20用電源分岐アダプター
HEATKILLER® Tube 200 DDC リザーバーポンプ(DDCポンプ別売り)
EK-Loop DDC 4.2 PWM Motor DDCポンプ、Laing純正品
HEATKILLER® Tube – basic mounting kit リザーバーマウントキット
HEATKILLER® Tube – MO-RA3 Adapter – stainless steel ラジエーター用アダプター
PCI Slot Pass-Through Bracket 水冷経路を外部に拡張するブラケット

「MO-RA3」のグレードは「LT」と「PRO」の2種類あり、「LT」はノーマルモデルでファンは片面のみ取付可能。「PRO」はハイグレードモデルでファンは両面に取付可能。カラーは「ホワイト」「ブラック」「ステンレス(鏡面仕上げ)」の3種類あり、ステンレスはPROのみに設定されている。サイズは「360」と「420」の2種類。NOCTUA NF-A20専用モデルもあるが、こちらはサイズが420、カラーがブラックとなっている。管理人が購入したのは420 PRO ステンレスモデル。

MO-RA3 420 PRO stainless steel

最近のラジエーターはフラットチューブにコルゲートフィンを組み合わせたものが大半を占めるが、MO-RA3は丸チューブにフラットフィンを組み合わせたタイプである。冷却効率が高いのは前者だが、デカい外付けラジエーターであればあまり気にしなくても良い。

表面は鏡面仕上げ

ファンは「360」なら12センチサイズを片面に9個、「420」なら14センチサイズを片面に9個、PROならそれぞれ両面に標準で取り付け可能となっている。25mm厚のファン用ネジが付属しているので、基本的にはネジを別途用意する必要はない。

別売りのマウントを用意すれば大型ファンを取り付けられるので、ファンは「Noctua NF-A20 PWM」を選択した。このファン専用のマウントが販売されているし、汎用マウントもある。取り付けるファンに合わせてどちらかを選ぶ。ちなみに、管理人はファンを両面に取り付けたいので8個用意した。ひとつ5000円するので、これだけで4万円である。ラジエーター本体より高いんだが(´・ω・`)

Noctua NF-A20 PWM chromax.black.swap 800rpm

リザーバーは専用のアダプターとマウントを用意すれば、ラジエーターに取り付けられる。リザーバーやポンプをパソコンケース内部に収めるのも悪くないが、見栄えを重視してラジエーターに取り付けることにした。「HEATKILLER」シリーズのポンプ一体リザーバーは、D5やDDCポンプに対応している。今回選んだのはDDCポンプに対応した200mmサイズのリザーバーで、ポンプは別売りとなっている。なので、EKWBのDDCポンプを用意した。EKと名前が付いているが中身はLaing製の純正DDCポンプである。揚程値5.2mとかなりハイスペック。

HEATKILLER® Tube 200 DDC と EK DDCポンプ

そしてあると便利なものが、外付けラジエーターの水冷経路を接続するPCIブラケットである。PVCチューブ等を通すホールが付いていないケースが多いので、こういったパーツは必須。ケースに穴を開けるのも良いのだが、売ることを考えるとむやみに穴は空けたくない。

PCI Slot Pass-Through Bracket

組み立て作業

まずはラジエーター本体をEKリークテスターで漏れがないか確認する。

1時間放置してみたが、ゲージは下がってないので漏れはなさそう。まぁ出荷前にしっかりとテストしているだろう。メーカーサイトによると、5バールの圧力をかけてテストしているそう。一応、チューブを接続して水道水を流して清掃しておいた。

次に、ファン用マウントにファンと電源分岐アダプターを取り付ける。このアダプターは底面が端子むき出しでショートしそうだったので、スポンジテープを貼り付けた。

ファン用マウント中央に、付属のインシュロックで分岐アダプター固定する、ファン用マウントにはファンに使用するステンレスボルトと六角レンチが付属しているので、ファン固定用のネジを用意する必要はない。分岐アダプターの中央にある端子が入力端子だが、ご覧の通りオスである。ファン用延長ケーブルは「メス-メス」のものが必要である。このタイプは滅多に売っていないので、オプション設定されているものを購入するか、自作するしかない。Amazon等で探してもまず見つからないので、Watercoolで注文するのであれば一緒に購入した方が良い。ちなみに、管理人は自作した。入力端子のピンアサインは一般的な4P PWMである。

流石、NF-A20専用品だけあってスマートに取り付けできる。ファンケーブルだが、太いコルゲートチューブ1本だとファンの隙間に収まらないので、この狭い部分は内径3mmのコルゲートチューブ2本に分散して配線した。

一応、ラジエーターに動作確認用ポンプを接続して漏れがないか1時間程度確認した。画像は、ポンプを回している最中にファンやグリルが問題なく取り付けられるか確認しているところ。

今回はラジエーター本体サイドにリザポンを取り付ける。まずはリザーバーにDDCポンプを取り付ける。DDCポンプは予め分解しておく。

純正のハウジングを取り外し、HEATKILLERのハウジングに収める。あとはそのままリザーバーに取り付けるだけである。

ラジエーター本体に、アダプターとマウントでリザーバーを取り付ける。

地味な作業で時間がかかるが、やっていることは単純。特に難しい工程はない。熟練ジサカーであれば組み立ては簡単だろう。個人的に、Watercoolの品質はEKWBやBitspowerと同等だと感じる。精度が良いので組み立てに難儀することは無い。

ファン、グリル、ケーブル類を取り付けたら完成。グリルは、NF-A20の厚みが30mmあるので「high version」にした。このグリルは厚みが40mmあるのでNF-A20に干渉しない。尚、標準グリルの厚みは27mmとなっている。厚み25mmを超えるファンを付けるならhigh versionのグリルが必要になる。まぁグリルレスという選択もあるが。

このラジエーターにはフィルターが無いのでホコリをダイレクトに吸い込んでしまう。気になる人は適当に用意した方が良いかも知れない。管理人はエアコンプレッサーを持っているので、パソコンはエアブローで簡単に掃除できる。なので、フィルターは特に必要と感じない。ここは仕事部屋なのでホコリの発生する布団やソファーは無いし。

ラジエーターはリザーバー付けて満水だとかなり重いので、移動しやすいようにキャスター付きの台を自作した。パイン集成材にキャスターを取り付けただけである。後で台にカッティングシートを貼るなど、見栄えをなんとかしたいと思う。

完成

パソコン本体はデスクの下に設置してある。ラジエーターは放熱を考えてデスクの下には置かない。と言うよりスペースの問題でここしか置けない。チューブがあまりにも長かったりPCと高低差があると、抵抗が大きくなるのでシングルポンプでは厳しくなると思う。抵抗が大きいシステムだと、流量が多いD5ポンプよりも揚程が高いDDCポンプの方が最終的に流量を稼げる。自分の環境に合わせてデュアルポンプにする等、工夫しよう。画像のような配置では、高出力のDDCポンプ(3.2や3.25等)であれば、PWM50%辺りに設定しておけば冷却に問題はない。DDCポンプはD5ポンプよりもノイズが大きいので、静音性を重視するならD5デュアルが最適だと思う。オプションでMO-RA3専用のD5デュアルマウントが販売されている。

とりあえず今は仮置き状態なので、これで問題がないようなら後でチューブの長さを調整し、クイックディスコネクト フッティング(クイックリリース)を取り付ける。クイックディスコネクトはメンテナンス性を重視するなら必須である。

ちなみに、パソコンケースは「LIANLI ODYSSEY X」という比較的大きめなATXケース。放熱性は良いが静音性は微妙。見た目はかなり格好良い。尚、価格は・・・。

冷却性能においては、最強ラジエーターと最強ファンの組み合わせなのでまず不足することはない。動画やネットサーフィン程度のアイドルに近い状態であれば、RTX 3090のGPU温度は26~30℃である。重いゲームで負荷をかけても殆どのシーンで45℃を超えない。導入前はアイドル35℃、負荷時50~55℃だったので効果は絶大だ。尚、動作確認をしたときの室温は20~24℃程度。

NF-A20ファンの回転数は、PWMで落とせる最低の設定で360~400回転となるが、今の時期ならこの回転数で十分に冷える。レンダリングを長時間行っていたりゲームをしていても余裕で冷却が追いつく。あまりにも冷えるので、普段は片面だけ動作させるようにした。400回転以下であればファンノイズは殆ど聞こえない。消費電力500W程度だとオーバースペックだろう。

試しにマイニングソフトを動作させてCPUとGPU2枚に負荷をかけ、消費電力800W弱で1時間ほど放置してみたが、ファンがプッシュプルで両面動作なら400回転でも冷却が追いついていた。片面動作だと回転数を上げないと水温が高くなるので、静音性を重視するならファンは両面に付けた方が良いと感じた。

ひとつ注意として、外付けラジエーターを取り付ける場合、PCケース内にはラジエーターを設置しない方が良い。特に、排気側にラジエーターを設置するとPCの熱が伝わり水温が高くなる傾向がある。ラジエーターは多い方が冷えるというのは設置場所によるので、構成を変更する前によく考えてからパーツを購入しよう。

追記:仮置き終了したのでクイックディスコネクトを取り付けて、冷却水とファンを交換した。

クイックディスコネクトの追加及びファンと冷却水の交換
水冷パソコンを仮設置してしばらく使用したが問題なさそうなので、QDを追加して冷却水を交換する。

追記(2022/3/31)

自作台の見栄えが悪いのでBauhutteのワゴンを買った。スタンダードモデル「BHD-670H-BK」で丁度良い感じに収まる。

「BHS-700PC」昇降式 PCディスプレイワゴンというモデルもデスクの左側にあるが、これは下段の耐荷重がクソなので上の画像のように重いラジエーターやPC本体は置けない。

Bauhutteの製品って価格が高い割に肝心なところが抜けてるんだよなぁ。品質が価格の割に微妙なので神経質な人にはおすすめできないブランドである。ただ、見た目は良いので管理人はとても気に入っている。

総合評価

○ 良いと思った点

  • 圧倒的な冷却性能
  • 品質が良好
  • オプションパーツが豊富
  • リザーバーやポンプを組み合わせると見栄えする
  • 好みのカラーやサイズが選べる

✕ 悪いと思った点

  • デカくて重いので移動が大変
  • 冷却水がたくさん必要
  • オプションパーツを含めると国内での入手性は最悪

 

良い部分だが、性能や見た目においては控えめに言っても最高である。ファンやリザーバー等を取り付けるためのオプションパーツが豊富にあり、自分の理想とする環境を構築できるだろう。こういった製品では珍しく、3種類のカラーバリエーションと、2種類のサイズがある。部屋やパソコンに合わせて好きなカラーを選べるのは、見た目に拘るジサカーにとっては嬉しい。サイズであるが、スペースに余裕があるなら420モデル、そこそこ省スペースにしたいなら360モデルにすると良い。どちらも冷却性能はそこまで大きく変わらないと思う。管理人は見栄えを重視して両面にファンを取り付けたが、正直な話、片面だけでも十分な冷却性能である。

悪い部分だが、見た目の通りデカくて重いので移動が大変である。満水状態になると結構な重さになるので、キャスター付きの台を用意するなど工夫が必要だと思う。冷却水の量もそれなりに必要で、CPU、GPU、リザーバーと合わせると1.5~2リットルくらい入る。管理人の構成だと丁度2リットルになる。まぁ冷却水は組み換えでもしない限り1年程度は使用できるので、そこまでランニングコストが上がるわけではない。性能を考えたら微々たるデメリットだろう。デカいラジエーターなので冷却水がたくさん必要なのは当たり前の事である。

また、国内での入手性に関しては、こういったパーツなので運が良くないと入手できないだろう。水冷自体やっている人が少ない上に、大型の外付けラジエーターを付ける人は更に少ない。ショップの在庫の置き方を見れば需要が分かる。国内に在庫がなければ(取り寄せ不可なら)、国外のネット通販で購入しよう。個人的におすすめなのは、Watercool 公式通販である。こちらはPayPalでの決済が可能。

価格であるが、Watercoolで購入したのはラジエーター類とリザーバーポンプで合計9万円程。国内ショップで購入したのは冷却ファン、ポンプ、その他細かいパーツで合計6万円程。今回の出費は全部で15万円程となっている。ラジエーターやリザーバーを国内ショップで購入するとしたらこれより高額になるだろう。参考までに「MO-RA3 420 PRO stainless steel」の国内価格は47000円程度となっている。国外で購入する場合は不良品や荷物紛失などのリスクが伴うので、どちらが良いかは自分で判断しよう。ちなみに、為替の影響は大きいので国外で購入する場合はしっかり計算した方が良い。最近の円安の進み具合がやばい(´・ω・`)

予算ないよという人なら、ラジエーター本体、グリル、フットスタンドの最小構成にすれば3~4万円程度になる。ステンレスモデルは高いので、カラーはブラックかホワイトにすれば良い。ファンなどの他のパーツを安く調達すればこれで価格を抑えることが可能。まぁ、こういった水冷パーツを購入する層は価格をあまり気にしないと思うが。管理人はあまり気にしない。

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「Lei05」&「ADVANCE A1 タコメーター」OBDⅡ分岐ハーネスで動作させてみる【ホンダ ヴェゼル】 https://www.zpgbf.jp/lei05-advance-a1-obd2/ Sun, 26 Dec 2021 11:00:26 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=2230 レーダー探知機と追加タコメーターを、OBDⅡ分岐ハーネスを利用して正常に動作するのか試してみる。

接続する機器

Lei05 霧島レイ レーザー&レーダー探知機

「Lei05」とは、株式会社ユピテルから販売されているレーザー&レーダー探知機である。通常のレーダー探知機との違いは、サイバネティック少女「霧島レイ」が安全運転の支援をしてくれる機能が追加されていること。追加というより、レーダー機能の方がオマケに近い。ギャルゲーにレーダー機能が付いたと言う方が適切か。以下は、「霧島レイ」の情報提供を行うWebサイト。

霧島レイ オフィシャルサイト
ユピテルオリジナルアニメキャラクター「霧島レイ」オフィシャルサイト。レーダー探知機やポータブルナビなどで、安全運転をサポートします。

以下は、直販サイトのYupiteruダイレクト。Lei05は当初Web販売限定だったが、最近Amazonでも販売されるようになった。まぁ、AmazonもWeb販売だが。自分で取り付けができない場合は、ディーラーや持ち込み可のショップにお願いしよう。シガーソケットを接続して適当に設置するだけなので、殆どの人は自分で取り付けられると思われる。

Yupiteruダイレクト|Yupiteru(ユピテル)の公式通販オンラインストア
Yupiteruダイレクトは、ユピテル公式の直販オンラインストアです。ドライブレコーダーやレーダー探知機、純正オプション品までまとめてご購入いただけます。新規会員登録ですぐに使える1,000ポイントをプレゼント!

Lei05は標準でシガーソケットからの給電方式であるが、オプションでOBDⅡアダプター「OBD12-FPLIII」が設定されている。このアダプターでOBDⅡに接続すれば、「瞬間燃費」「エンジン回転数」等のOBD情報を画面に表示することができる。また、GPSが受信不能なトンネル内等でも、車速を検知して高精度な警報を行うことができる。アダプターの価格は直販で8800円と決して安くはないが、個人的には必須アイテムである。

Amazonの場合、「OBD12-MIII」というOBDⅡアダプターが「一緒に購入」という項目に入っていることがある。こちらはLei05には非対応なので間違えないように。罠である。Amazonリンクは記事の一番下。

Defi-Link Meter ADVANCE A1

クルマいじりが趣味であれば、自動車用追加メーターのブランド「Defi」を知らない人はいないだろう。Defiブランドの計器類は、高性能、高品質であるが、価格が高い傾向にある。見た目はカッコ良い。

HOME - Defi - Exciting products by NS

ADVANCE シリーズのタコメーターに関しては以下の記事で詳しく解説している。

「Defi-Link ADVANCE A1」タコメーターを取り付けてみた!【ホンダ ヴェゼル】
前回アップした「KENSTYLEステアリングレビュー」の記事で、一部の画像に写っている追加メーターに関して何件か問い合わせがあったので記事にしてみる。ちなみに、メーターはレビューする気がなかったので画像は少なめ。

分岐ハーネスを自作

※電装ハーネスの加工は自己責任で行うこと。

OBD端子を介してECUと機器を接続する場合、通信プロトコルで1対1と定められている事は、クルマに詳しい人であれば周知かと思う。当然、車両にはOBDⅡ端子はひとつしか装備されていないので、複数の機器を接続するには分岐するハーネスが必要になる。Amazon等で探すと1000円前後の安価なものが多く出てくるが、品質と信頼性が未知なので個人的にはおすすめしない。管理人はPIVOTの配線キット(品番:OBD-EH)をベースに加工した。

この配線キットは同社のOBDⅡ対応パーツを複数接続するためのもので、基本的にトヨタやダイハツ等のエンジン回転数出力線(9番ピン)が配線されている車種のみで動作する。なので「b」の方には、常時12V、アース、9番ピンのエンジン回転数出力、この3本しか配線されていなので、同社の対応するタコメーターを接続して使用する。「a」の方にはCANやKラインが配線されているので、同社のスロコン等の機器や他メーカーの機器を接続可能。

既に加工してある状態

最終的に「a」と「b」のそれぞれのカプラーに、常時12V、アース、CAN2本、これらの配線を分岐させれば完成。このハーネスは常時12Vとアースは元から分岐されているので、こちらで分岐したのはCANの2本だけ。消費電力の多い機器を接続する場合は、電源とアースは別系統から取り出した方が良い。OBDⅡはスキャンツールの接続を想定しているため、大電流は流せない。せいぜい2~3Aが限度だろう。また、無用なトラブルを避けるため、不要な配線は取り外しておいた。「a」の方に信号アース線が付いたままだが、アースなので問題ないだろう。スキルのある人であれば簡単な作業である。

今回は、最大1.5A程度のレーダー探知機と、電源は別系統から取っているタコメーターの併用なので、電源とアースはOBDⅡから取得することにした。

OBDⅡを分岐させる方法について記事をアップしたので、詳しく知りたい人はこちらを参照。

OBDⅡを分岐させる方法について
OBDⅡを分岐させ、正常に動作させたい場合の方法を私見を含めて解説。

レーダー探知機とタコメーターを接続

OBDⅡに接続する機器はレーダー探知機とタコメーターのふたつ。作成した分岐ハーネスの「a」にレーダー探知機を、「b」にタコメーターを接続する。まぁどちらに繋いでも同じだが。

ギャルゲーレーダー「Lei05」は、OBDⅡ接続で動作させると画面内にOBD情報を多く表示できる。上の画像は、エンジン回転数、車速、瞬間燃費、平均燃費、生涯燃費を表示させる待受画面。画面を切り替えれば他にも様々なOBD情報が表示できる。とりあえずエンジン回転数は問題なく表示されている。実際に走行してみても、他の数値も含めて異常は見当たらない。生涯燃費が「–」だが、走り出せば表示される。

垂れ流されているOBDデータを取得するだけのシンプルな機器であればLei05と併用可能かと思われるが、他のレーダー探知機等のハイテク機器は併用できない可能性が高い。実際、管理人が所有しているもう1台のレーダー探知機を同時に接続すると、片方のOBDデータ表示が一部非表示になったり動作が不安定になる。原因としては、ECUが片方の機器のリクエストに対して無視を決め込んでいるものと思われる。他の機器は持っていないので十分な検証はできない。

何にせよ、動作しないものはしないのである。我々素人は開発者じゃないし、現実を受け入れるしかない。尚、ヴェゼル ハイブリッドの場合、OBDからのイルミ情報と外気温度情報が取得不能である。イルミ連動で画面の明るさを減光させたかったのに、無念・・・。

もうひとつはタコメーター。このADVANCE A1 タコメーターは「ADVANCE CAN Driver」という製品を利用して動作させている。このADVANCE CAN Driverは、OBDデータ内のエンジン回転数情報を取得し、タコメーターに情報をリアルタイムに表示させている。Lei05との同時接続では、Lei05の方にもエンジン回転数の情報はリアルタイムに表示されるので、ADVANCE CAN Driverは単にデータを読み取っているだけなのかも知れない。とりあえず、見た目だけはLei05とADVANCE A1 タコメーターに異常はない。動いてラッキー!である。

Lei05とタコメーターの併用はまだ開始して間もないので、異常がないかしばらく様子を見たいと思う。

追記(2022/1/30)

ひと月程様子を見たが、モーター走行(EV)に入るときのエンジンが止まる瞬間に、ADVANCE A1 タコメーターの表示が一瞬上昇することを3回程度確認した。3000~7000回転と表示は様々。Lei05は目視で見る限り異常は無い。Lei05のOBDⅡ接続を取り外してある状態で走行したときも、一度だけADVANCE A1 タコメーターの表示が一瞬上昇することを確認している。なので、今の段階ではOBDⅡの分岐が原因とは断定できない。発生頻度は低いので、神経質でなければ気になるようなレベルではない。OBDⅡを利用するパーツは、製造メーカーは100%の安定動作は保証していないので、個人的には十分安定動作していると言える。また何か問題があるようなら追記する。

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