Steam専用PCを作ってみた! #3

親和産業から販売されている「【長尾製作所】PCIスロット用120㎜ファンステイPRO 改」を取り付けてみた。

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Steam専用PCを作ってみた!
でかいテレビでゲームをしたいので、Steam専用のゲーミングPCを自作するお!
Steam専用PCを作ってみた! #2
今回は自作したSteam専用PCの水冷化作業なんだな。

能書き

Steam専用のゲーミングPCを自作してからは、大画面テレビでゲームができるようになったのでとても快適になった。スペックに関しては全く不満はないのだが、ビデオカードの冷却を補助する目的で取り付けた92mmファンの見栄えが悪いので、なんとかしたいなぁと思っていた。

サイズ「KAZE FLEX 92 SLIM PWM 2500rpm」と、アイネックス「ファン用 フレキシブルアーム マグネットタイプ」を組み合わせてビデオカードの下に設置している。このPCケースは仕切りの部分にケーブルを通す穴が空いているので、ここからフレキシブルアームを出して92mmファンを固定している。なんでこんなものを付けているのかと言うと、このビデオカードはセミファンレスだからである。ファン停止時でもなるべく風を送って冷やそうという試みである。ビデオカードのファンを常時動作させたくないのでね。ちなみに、奥に見えている白い棒状のパーツは、アドレッサブルRGB LEDのライティングバー。Amazonリンクは記事の最後

見栄えを気にしなければしっかり冷えるし問題ないのだが、このパソコンのケースファンはNoctuaで統一している。どうせなら同じシリーズで統一したいのでパーツを用意することにした。見栄えは重要。

取り付け作業

親和産業から販売されている「【長尾製作所】PCIスロット用120㎜ファンステイPRO 改」が良さそうな感じだったので購入してみた。Noctuaのケースファン「NF-A12x25 PWM chromax.black.swap」は、以前なんかに使うだろうと15個程まとめ買いしておいたので、余っているのを引っ張り出してきた。この手の製品は稀に入荷が不安定になって入手困難になることがある。希少なときに変なショップからは買いたくないので、良く使うものは安いときにまとめ買いである。

このファンステイ、垂れ下がるのを防止する作りになっており、ケースファンを固定するブラケットが直角ではなく少し開いた角度になっている。固定が甘いPCケースであれば水平になるのかも知れないが、NZXT「H7 Flow」だとPCIブラケットの固定する部分が割りとしっかりしており、テキトーに付けると水平どころか若干上がってしまった。

う~ん、微妙。少し工夫が必要だな。ちなみに、ファンステイに付属しているケースファンを固定するネジは使用せず、別に用意した35mmのM4ネジとナットでケースファンを固定した。あれ系のネジを使うとケースファンのネジ穴がボロボロになるからあまり使いたくないんだよね。このケースファン5000円だし。

とりあえず建付け調整で可能な限り水平にしてみる。

とても良い感じになった。僅かに上を向いているがこれ位なら十分許容範囲内だろう。このファンステイはケースファンの奥行きを15mmの範囲で調整できる。一番奥にしてもPCIブラケットより30mm程突き出ているが、普通のミドルタワーケースなら問題なく収まるだろう。尚、画像に写っているビデオカードは、ASUSの「ROG Strix GeForce RTX 4090 OC Edition 24GB GDDR6X」で、カードの長さは357.6mmである。デカ過ぎて120mmファンが92mmファンのように見える(´・ω・`)

PCIブラケットはこんな感じになっている。ビデオカードに合わせて最適な位置に調整できるのはとても便利。

PCIブラケットには「防振固定プレート」が付属しているのだが、PCケースのこの部分にブリッジがないものは取り付け不可(付けても無意味)になる。最近のPCケースだとブリッジはないものが多い。余程粗悪なケースファンか高回転型のケースファンでもない限り振動なんてほぼないので、防振固定プレートはなくても全く問題ないと思う。管理人は取り付けていないが全く問題ない。

検証

作業が完了したので試しに効果を確認してみた。ビデオカード自体の冷却性能がとても優秀なので、高負荷状態だと追加ファンはあってもなくても然程変わらない。しかしながら、ビデオカードの冷却ファンの回転数が多少低くなるので、総合的な静音性は若干上がっているかも知れない。元々静音性が高いので言われないと気づかないレベルではあるが。

上のグラフは適当に結果をまとめたもの。室温は約20℃。なしは追加ファンがない状態。92mmファンはPWM50%で固定、120mmファンはPWM40%で固定。どちらもビデオカードのファンノイズより、動作音が大きくならないようにしてある。尚、アイドル時及び低負荷時はビデオカードの冷却ファンはセミファンレス機能により動作を停止している。

アイドルは、デスクトップ表示で何もしていない状態。低負荷は、4K動画を視聴をしながらブラウザでネットを見ている状態。高負荷は、FF14ベンチマーク(4K最高画質)のラストシーンの大体の平均。

結果を見れば効果が現れているのが分かるが、静音性に関しては違いはあまり体感できなかった。GPU温度は、アイドル時と低負荷時は負荷が小さすぎて誤差の範囲である。静音性を保ったまま少しでもGPU温度を下げたいなら追加ファンを取り付けるのはありだと思う。結果を見てビデオカードの冷却性能に正直驚いている(´・ω・`)

とりあえずこの状態でしばらく使ってみることにする。

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