管理人が使用している自作パソコンを晒してみる。
インデックス
初号機
CPU | Intel Core i9-9900K |
CPUクーラー | EKWB 水冷システム |
メモリ |
G.SKILL Trident Z F4-3300C16Q-32GTZSW
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マザーボード |
ASUS Z370 ROG MAXIMUS X FORMULA
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ストレージ |
Samsung NVMe SSD 960 PRO ×2
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ビデオカード |
NVIDIA GeForce GTX 1080 FE SLI
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電源ユニット |
Seasonic PRIME Titanium 1000W
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PCケース | Fractal Design Define R6 |
本格的な方の水冷パソコン。EKWBの水冷システムで5.3GHzオーバークロックでも余裕の冷却性能を見せてくれる。GPUは高負荷時でもほぼ50℃以下。これに慣れていると空冷パソコンは高負荷時にうるさく感じてしまう。
構成が4年位前に組み立てた状態のままである。CPUのみ、Core i7-8700K → Core i7-8086K →現在のCPUと変更してきた。「Core i9-10900K」と「GeForce RTX 3080」が発売したら構成を変更したいと思っているが、重いゲームはやらないのでこれで十分だったりする。
かつてはメインとして使用していたパソコンだが、各パーツの世代が古いこともあり弐号機にメインの座を奪われてしまった。最近では、ビデオカードは空冷でも静かで良く冷えるものが多いので、水冷であるメリットは無くなってきた。CPUのオーバークロックをするのであればまだまだ水冷が有利であるが、元々はGPUの冷却を重視した水冷システムなので、今後は水冷にすることは無いと思われる。
2020年11月に入った時点でこのパソコンは解体されてしまった(´・ω・`)
弐号機
2020年1月
CPU | AMD Ryzen 9 3950X |
CPUクーラー | サイズ 風魔弐 SCFM-2000 |
メモリ | G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC |
マザーボード | ASRock X570 Phantom Gaming X |
電源ユニット | Seasonic PRIME Titanium 1000W |
ビデオカード | ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 SUPER Twin Fan |
PCケース | Fractal Design Define R6 |
ストレージ | Sabrent SB-ROCKET-NVMe4-1TB ×2(RAID 0) |
Ryzen Threadripper 1950XからRyzen 9 3950Xにアップデートし、飛躍的に性能向上を果たした。仕事用のパソコンなので、トレードツールを使用しながら動画や写真の編集をしたりブログの更新を行ったりする。ケースのサイドパネルはガラスではないので、閉めると中は見えない。マザーやメモリ等のLEDは全てオフにしている。6画面出力にしているのでビデオカードがふたつ付いている。
2020年3月
マザーボード | MSI MEG X570 ACE |
ビデオカード | MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO |
「ASRock X570 Phantom Gaming X」マザーボードの調子が良くなかったので、マザーボードとビデオカードを変更した。MEG X570 ACEはとても優秀で、メモリのオーバークロックが非常に安定している。システム全体の安定性も抜群。モニターを6台から3台にしたので、ビデオカードは1枚にした。このパソコンに接続していないモニターは別のパソコンに接続した。
ビデオカードは「MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」で、3スロットサイズの巨大クーラーを搭載しており非常に重い。重さは1.5キロ以上あるので、長尾製作所の「VGAサポートステイ」という製品でカード本体を支えている。ステー本体は磁石と自己粘着式のタイプがあるが、強力な磁石はHDDなどに触れるとデータ消失のリスクがあるので、管理人は自己粘着式を使用している。
ビデオカードの下にあるやつはNBROS(長尾製作所)の「VGA 拡張カード用 ファンクーラー」というPCIスロットに取り付ける追加の冷却ファン。
ビデオカードはセミファンレス仕様なので負荷が低いときはファンが停止しているのだが、このファンクーラーを追加したらそこそこ負荷がかかってもビデオカードのファンは回らなくなった。このファンクーラーはデフォルトでは2000回転なのでこのまま使うと結構ノイズがある。回転数を落としたいなら4ピンコネクタの12Vを5Vの方に入れ替えるか、マザーボードに接続してファンコン機能で回転数をコントロールする。管理人は3本に分岐するケーブルを使用してマザーボードに接続している。1500回転以下であればビデオカードのファンと同程度のノイズになる。1200回転以下だと殆ど聞こえない。ビデオカードよりも何故かチップセットが良く冷えるようになった。
2020年5月
CPUクーラー、ケースファン、PCケースを変更した。
CPUクーラー | Noctua NH-U12A |
ケースファン | NF-A12x25 PWM ×4 |
PCケース | be quiet! DARK BASE 700 |
倒立に興味が湧いたので試しに倒立ケースで組んでみたが、倒立だと冷却に問題があることが分かった。CPUに関しては正立状態と変わらないが、ビデオカードとマザーボードのチップセットの温度が高くなる傾向がある。エアフロー的にもあまりよろしくないようで、トップにファンを追加してみてもビデオカードの温度は変わらない。「Fractal Design Define 7」が届くまでのお試しなので、この状態では長く使わないと思われる。
2020年10月
CPU | AMD Ryzen 9 3950X |
CPUクーラー | Noctua NH-U12A |
メモリ | G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC |
マザーボード | MSI MEG X570 ACE |
ビデオカード | MSI GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G |
電源ユニット | Seasonic PRIME Titanium 850W |
PCケース | Fractal Design Define 7 |
PCケースを「Fractal Design Define 7」、ビデオカードを「MSI GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G」に変更した。やはり倒立レイアウトより正立レイアウトの方が全体的に冷える。電源は1000Wも要らないだろうと思い850Wに変更した。1000W電源は検証機で使用することにした。
2020年11月
CPUウォーターブロック |
EK-Quantum Velocity D-RGB – AMD Nickel + Acetal
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ポンプ |
EK-Quantum Kinetic TBE 160 VTX PWM DRGB – Acetal
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ラジエター
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Black Ice Nemesis LS 120 |
Black Ice Nemesis LS 360 | |
クーラント | EK-CryoFuel Clear |
水冷の初号機を解体してから3日後、禁断症状が出始め、気づいたら水冷パーツを注文していた。フッティング類は既にEKWBで揃えてあるのでこちらを使用した。RTX 3080 GAMING X TRIOの水冷ブロックを探したのだがEKWBのラインナップにはなかった。仕方がないのでCPUを水冷にしてGPUは空冷のまま使用することにした。RTX 3080 GAMING X TRIOは良く冷えるし静かなので、水冷にしなくても全く問題ないだろう。
水冷ポンプはLaing製のD5ポンプやDDCポンプが定番であるが、EKWBからVTXポンプ(DDC互換ポンプ)を搭載したポンプ一体型リザーバーが発売されたので、今回はこちらを取り付けてみた。EK-VTXはDDCと似たようなスペックで、D5より流量は少ないが、揚程が優れている。しかし、静音性ではD5の方が優れているので、ノイズに敏感な人はD5の方が良いかも知れない。まぁどちらも定格動作であれば高負荷状態の空冷に比べて静かなので好みで選んで良い。ちなみに、D5はDDCよりサイズが一回り大きく、ビデオカードが長いと設置に難儀する。今回はラジエターの厚みが30mmのものにしたが、それでもギリギリであった。総合的にはEK-VTXポンプが一番気に入ったので、壊れたらまた同じものを買うだろう。
ラジエターのレイアウトだが、トップに取り付けて上方から熱を逃がすレイアウトがオーソドックスかも知れないが、トップはソリッドパネルのままにして、リヤに120mmサイズのラジエターを設置した。つまり、静音性を重視したレイアウトである。まぁCPUだけなのでラジエターはフロントだけでも良いのだが、2個付いていた方が見栄えが良い。自己満足である。
チューブ配管は割と適当で、繋ぐ順番やレイアウトに拘りはない。冷却効率を考えて色々と工夫しても誤差レベルでしか変わらないのだ。水冷を組んでいる人であれば周知だろうが、冷却水は瞬く間に一周して戻ってくるので、水枕やラジエターの入り口と出口の水温の差は殆ど無い。冷却効率を高めるのであれば、ラジエターを良く冷えるものに交換するか、静圧の高いファンを取り付けるのが確実な方法である。
冷却水の量も重要で、多い方が冷えそうであるが実際はそうではない。多いと水温が上がるまでの時間は稼げるが、水温が下がるまでの時間もかかるようになる。冷却水は少ない方がレスポンスが良い(熱しやすく冷めやすい)ので、この辺りは自分の使い方や環境を考慮して入れる量を決める必要がある。ただ、冷却水が少ないとリザーバーの見栄えが悪いので、あまり神経質にならなくて良い。このパソコンに取り付けている標準的なポンプ一体型リザーバーであれば、普通に入るだけ入れてしまって問題ない。
ちなみに、CPUブロックとポンプはアドレッサブルRGB LEDを搭載しているので、マザーボードに接続すればちゃんと光る。しかし、Define 7はソリッドパネルモデルなので閉めると中は見えないのである(´・ω・`)
この辺りから仕事用パソコンというより遊び用&検証用パソコンと化している。仕事で使うパソコンは、水冷の初号機を解体してから別に組んだので、今はそちらをメインで使用している。この仕事用パソコンはブログで紹介することは無いと思う。
2020年12月
CPUを「AMD Ryzen 9 3950X」から「AMD Ryzen 9 5950X」に変更した。5950Xは3950Xよりも低い電圧で回るようで、特にシングルスレッド性能が素晴らしい。下手にオーバークロックするよりも、定格で使用する方がパフォーマンスが高い。
CPUの変更に伴い、水冷システムのレイアウトを変更した。仕事で使うパソコンを別に組んだので、この弐号機は静音性をあまり重視しなくても良いだろうと考えた訳である。
以前のレイアウトと比べると、こちらはビデオカードの冷却を重視したものになっている。ラジエターはトップに360サイズ、ボトムに120サイズを配置。フロントはラジエターを設置していないので、以前に比べケース内の温度が上がりにくくなっている。Define 7はフロントに140mmファンを3つ搭載できるので、「Noctua NF-A14 ULN」を3つ取り付けた。リヤファンは「PROLIMA TECH Ultra Sleek Vortex 14」という薄型の140mmファンを取り付けた。
経路は、リザーバーポンプ → CPUブロック → トップラジエター → ボトムラジエター → リザーバーポンプ、となっている。ファンの向きは、フロントとボトムが吸気、トップとリヤが排気になっている。
静音性は多少犠牲になったが全体的に冷却性能が上がった。ビデオカードを水冷にした場合は、フロントに360サイズのラジエターを増設すれば冷却が不足することはないだろう。現状ではCPUのみ水冷なので、この構成で冷却が不足することはない。
参号機
2020年1月
CPU | AMD Ryzen 9 3900X |
CPUクーラー | Noctua NH-U12A |
メモリ | G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC |
マザーボード | MSI MEG X570 UNIFY |
ビデオカード | MSI GeForce RTX 2070 SUPER GAMING X TRIO |
電源ユニット | Seasonic PRIME Titanium 850W |
PCケース | Fractal Design Define R6 |
こちらは24時間ほぼつけっぱなしにしており、時間のかかるエンコードや軽作業用に使用している。メインと同じく耐久性と安定性を重視している。写真では取り付けていないが、ピクセラ Xit Boardを取り付けてテレビの視聴や録画ができるようになっている。
2020年10月
CPU | AMD Ryzen 9 3900X |
CPUクーラー | Noctua NH-U12A |
メモリ | G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC |
マザーボード | MSI MEG X570 UNIFY |
ビデオカード | MSI GeForce RTX 3070 GAMING X TRIO |
電源ユニット | オウルテック Seasonic FOCUS+ SSR-750PX |
PCケース | Fractal Design Define 7 |
RTX 3070が省エネなので、電源を850Wから750Wに変更した。
検証用パソコン
「長尾製作所 オープンフレーム ver.ATX」と1000W電源をベースにしてある検証用パソコン。平たいまな板ケースでは設置場所を取るので、この省スペースなオープンフレームケースを選択した。購入した各パーツの動作確認をしたり、メインやサブパソコンでやらないような無茶な検証を行ったりもする。パーツむき出しのパソコンは弄っていてとても楽しい。