「Ryzen 9 3950X」「Core i9-9900KF」ゲーム性能の差を比較してみた

Ryzen 2000シリーズより大幅に性能を引き上げたRyzen 3000シリーズは、ゲーム性能でどれだけインテルと差を詰めたのか気になる人は多いと思う。今回は、AMDの16コアCPU「Ryzen 9 3950X」と、インテルの8コアCPU「Core i9-9900KF」をゲームのベンチマークソフトを使用して性能にどれ程差があるのか比較してみた。

各CPUのスペック
Ryzen 9 3950X Core i9-9900KF
コア/スレッド数 16/32 8/16
基本クロック速度 3.5 GHz 3.6 GHz
最大ブースト速度 4.7 GHz 5.0 GHz
L3 Cache 64 MB 16 MB
検証方法

CPUはそれぞれ定格動作、メモリ速度は2666MHzと3600MHzの2種類で行う。ベンチマークソフトは「FF14 漆黒のヴィランズ」を使用する。ベンチマークの設定は、解像度フルHD(1920×1080)、品質設定最高品質、フルスクリーンモードにする。それぞれのフレームレートとスコアを比較してみる。

ビデオカードは別のものを使用したら比較にならないので、両方とも「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan」を使用する。

IMG_5218.jpg
ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan

Ryzen 9 3950X パソコン構成

CPU AMD Ryzen 9 3950X
CPUクーラー サイズ 風魔弐 SCFM-2000
メモリ G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC
マザーボード ASRock X570 Phantom Gaming X
電源ユニット Seasonic PRIME Titanium 1000W
ビデオカード ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan

Core i9-9900KF パソコン構成

CPU Intel Core i9-9900KF
CPUクーラー DEEPCOOL GAMER STORM ASSASSIN III
メモリ OCMEMORY SK hynix C die DDR4メモリ DDR4-3600
マザーボード ASUS Z390 ROG MAXIMUS XI HERO
電源ユニット Seasonic PRIME Titanium 850W
ビデオカード ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan
Ryzen 9 3950X ベンチマーク検証
FF_3950X2666_RTX2070S.jpg
Ryzen 9 3950X メモリ速度2666MHz
FF_3950X3600_RTX2070S.jpg
Ryzen 9 3950X メモリ速度3600MHz
Core i9-9900KF ベンチマーク検証
FF_9900KF2666_2070S.jpg
Core i9-9900KF メモリ速度2666MHz
FF_9900KF3600_2070S.jpg
Core i9-9900KF メモリ速度3600MHz
データを比較

レポート出力したデータを参照して、フレームレートとスコアをグラフにした。

FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク フレームレート [3950X_9900KF]
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク SCORE [3950X_9900KF]

これらのグラフを見ると一目瞭然。ゲームにおいての性能はインテルの方がまだまだ優位であると言える。もう少し差が詰まるのかと思ったが、意外と差が開いてしまった。グラフを見ると3950Xが劣っているように見えるが、3950Xの最大速度は4.7GHzであり十分ハイエンドの領域にある。9900KFの最大速度が5.0GHzというぶっ飛んだスペックであり異常なのだ。互いに長所と短所があり、それぞれ得意分野が異なる。3950Xもゲーム性能は一級品なので、自分の環境に合った方を選ぼう。

まとめ

今更だが、9900KFと比較するのであれば価格の近いRyzen 9 3900Xの方が良かったかも知れない。3950Xは9900K(KF)の約6万円に対して10万円もするので、どちらを買おうかと検討する人は少ないと思う。4万円の差は大きい。コスパ重視でゲームをメインにしている人であれば、3950Xは選択肢に入らないだろう。

ゲームでの快適性を高めたいのであれば、現状9900K(KS/KF)が最強のCPUになる。個人的にはCorei7-9700Kが性能と価格のバランスが良いと思うので、ゲームしかやらないという人であれば9700Kで十分だと思う。ゲーム配信等、CPUの負荷が高くなる環境においては、3950Xや3900Xのマルチスレッド性能が有利に働く。ゲームメインでも環境は人それぞれなので、自分に合った方を選ぶのが良い。

インテルのハイエンドCPUは動作周波数が高く、オーバークロックでの伸びしろがあるということがAMDに対するアドバンテージになっている。しかしながら、性能の割に価格が高く、コストパフォーマンスは良いとは言えない。最新世代のRYZENと比較すると、インテルは総合性能で遅れを取っている。オーバークロックやゲームでの絶対的な性能を求めないのであれば、個人的にはRyzen 3000シリーズ一択。

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