「VCCIO Voltage」「VCCSA Voltage」電圧設定について解説

オーバークロックメモリのXMPプロファイルを有効にした場合のメモリ電圧設定について解説。

XMPプロファイルを有効にした場合、メモリコントローラーが実装されているシステムエージェントやそのIO部の電圧は、最適な電圧になるよう自動で調整される。大抵の場合はAutoのままでも問題ないように設計されているが、常用するのであれば手動で適正な電圧に調整した方がパーツの負担が減るし精神的にも良い。

今回は、CORSAIRのメモリを使用する。

DSC02857.jpg

VENGEANCE® LPX 16GB (2 x 8GB) DDR4 DRAM 2666MHz C16 Memory Kit - Black
VENGEANCE LPXメモリーは、ハイパフォーマンスオーバークロッキング向けに設計されています。ヒートスプレッダーは、純粋なアルミ製で素早い熱分散が可能になります。

XMPプロファイルを有効にした状態では、DRAM電圧はデフォルトと同じ1.20Vだが、VCCIOは1.20V、VCCSAは1.25Vまで昇圧されていた。2666MHzのメモリでは高い気がするので、VCCIOとVCCSAはデフォルト設定と同じ電圧の値を入力した。

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デフォルトの値
VCCIO Voltage 0.950V
VCCSA Voltage 1.050V

色々と負荷のかかる環境で使用しているが、この状態で不安定になることはない。2666MHz程度の動作クロックではデフォルト設定で問題ないのであろう。常用するのであれば、VCCIO及びVCCSAの電圧は可能な限り低めにするのが望ましい。だが、定格のままではオーバークロックメモリを安定させることが難しいので、システムが安定しないようであれば電圧を上げる必要がある。

動作クロックの高いメモリの場合、当然ながら各電圧は比例して高くなる傾向にある。下記は一例。

3600MHzメモリ
DRAM電圧 1.350V
VCCIO Voltage 1.200~1.300V
VCCSA Voltage 1.250~1.350V

4000MHzメモリ
DRAM電圧 1.400V
VCCIO Voltage 1.300~1.400V
VCCSA Voltage 1.350~1.400V

経験上、3600MHz以上のメモリならこのような感じになる。多少個体差はあるだろうしあくまで目安。ここまで電圧が上がるとデフォルト設定の状態に比べて壊れるリスクが高まる。しかし、壊れるときは何をしても壊れるのでそこまで神経質にならなくても良いと思う。CPUに関しては余程電圧を上げなければすぐに壊れることはないし、メモリに関しても同じ。マザーボードは最近のものであれば電源部の耐久性は高いので、冷却がしっかりしているのであれば一般レベルのオーバークロックが耐久性に及ぼす影響は無視して良い。

尚、メモリコントローラはCPU内ではデリケートな部分なので、電圧を上げる場合は慎重に行う。定格値から徐々に上げていくのが良い。メモリによってはXMPプロファイルを適用しても、これらの電圧があまり昇圧されなかったり、デフォルト値のままのこともある。システムが安定しないようであれば、この場合も安定する電圧を探る必要がある。

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