「サイズ 虎徹 Mark II」で「Core i5-8500」を冷やしてみた

コスパ最強CPUクーラー「虎徹 Mark II SCKTT-2000」で「i5-8500」を冷やしてみた。

テスト環境

i9-9900Kやi7-9700Kなどの爆熱CPUで虎徹 Mark IIを検証しているブログやサイトが多かったので、あえてi5で検証してみる。室温は26度、下記のパーツ構成で検証台(まな板)にて行う。

CPUクーラー「虎徹 Mark II」
サイズ公式サイト
グリス「ARCTIC MX-4」
ザワード公式サイト
マザーボード「ASRock Z370 Extreme4」
ASRock公式サイト
メモリ「CORSAIR DDR4-2666MHz VENGEANCE LPX Series 8GB×2枚」
リンクスインターナショナル公式サイト
電源「Seasonic PRIME Ultraシリーズ 850W」
オウルテック公式サイト

今回の検証では映像出力は内蔵GPUを使用している。ミドルレンジCPUだと内蔵GPUを使用している人も多いと思うし、CPUになるべく負荷をかけようというのが狙いだ。しかし、ビデオカードから映像出力しても温度は誤差の範囲だったので、GPUを酷使するような状況じゃないと差はあまり出ないだろう。

メモリクロックはデフォルトの2133MHzで動作させている。尚、CPUの殻割り(中のグリスを液体金属化)はしていない。K無しi5を殻割りする変人なんていないと思う、たぶん。

虎徹 Mark II 外観

IMG_4561.jpg
IMG_4568.jpg
IMG_4567.jpg
初代虎徹よりもオフセットされた設計により、メモリやVGAカードとの干渉を回避している。特に、メモリに関してはATXマザーボードであれば殆どの製品で干渉することは無いだろう。メモリスロット上部に被らないので、大きいヒートシンクの付いているメモリでも気にしないで取り付け可能。

リテールクーラーの冷却性能

IMG_4570.jpg
比較するためにCore i5-8500 CPUに付属しているリテールクーラーの冷却性能をテストする。使用しているグリスは定番の「ARCTIC MX-4」。

CINEBENCH R15を5連続実行しHWMonitorというソフトで温度を測定した結果が以下のスクショ。

i5-8500_2.jpg i5-8500_1.jpg

ベンチ中のCPUパッケージ温度は、63~65℃辺りをうろうろしている。マザーボードのファン設定によってはこの温度だとかなり高回転で回るようになっているものが多いと思う。一応、このマザーボードの設定は50℃までは50%の出力。50~60℃にかけて50~100%の出力になるように設定している。

この検証だとベンチ中は60℃を超えているのでファンは全開で回っていることになる。全開で回していても65℃以上になっているので、これよりも重いソフトだと70℃を余裕で超えるだろう。リテールクーラーのファンはかなりうるさいので、写真焼いたりとか負荷のかかる作業を連続して行っていると耳障りだ。

ちなみに、アイドリング中の温度は42℃前後。

虎徹 Mark II の冷却性能

次に虎徹 Mark IIの冷却性能をテストしてみる。方法はリテールクーラーの時と同じで、マザーボードのファンコントロールの設定と使用しているグリスもリテールクーラーと同じ。

i5-8500_scktt-2000_4.jpg i5-8500_scktt-2000_3.jpg

見よ!この冷却性能!ベンチ中は45~50℃辺りで安定していた。ファン速度も50%を維持している。ファン速度を全開にすれば更に下がるかと思うが、十分冷却出来ているので全開にする人はいないだろう。ファンが50%だとほぼ無音なので、TDP65WのCPUだと虎徹 Mark IIはオーバースペックのようだ。アイドリング中の温度も低くなっており、虎徹 Mark IIでは30℃辺りになる。リテールクーラーに比べて10℃以上も下がっているのは凄いと思う。

言うまでもないが、虎徹 Mark IIのファンが全開で回っても、リテールクーラーより遥かに静かだ。静音を謳っているケースであれば全開で回っていても大して気にならないだろう。

IMG_4749.jpg
IMG_4748.jpg

付属ファンと同じファンが市販されているのでサンドイッチにする荒業もあるが、虎徹 Mark IIは冷却が追い付いている限り殆ど意味が無いのでおすすめしない。この状態で温度を測定しても0~-2℃くらいしか変わらない。少しでも冷やしたいという人ならサンドイッチにしても良いと思うが、ファンは千円ほどするのでコスパは悪くなる。

尚、このファンは単体で購入してもファンクリップは付属しないので、別で調達する必要がある。以前ツクモでクリップ付属のものが売っていた気がしたが、ツクモのサイトを見ても見当たらなかった。店頭販売かも知れない。

まとめ

ミドルレンジCPUはエアフローがしっかりしているケースでならリテールクーラーでも十分だが、静かに運用したい人には虎徹 Mark IIはとてもおすすめ出来る。しかし、ハイエンド空冷クーラーのような冷却性能は無いので、i9-9900Kやi7-9700Kなどでオーバークロックをするような用途には厳しい。これらの爆熱CPUを運用するのであれば、より冷却性能の高い上位モデルが望ましい。

虎徹 Mark IIは価格が安くて性能が高い上に品質も十分。同価格帯のクーラーで比較すれば、間違いなくコスパ最強だろう。

タイトルとURLをコピーしました