「Ryzen 9 3950X」Eco-Modeの性能を検証してみた

Ryzen MasterユーティリティのEco-Modeは、どれ程ワットパフォーマンスが向上するのか検証してみた!

Ryzen Master Eco-Modeの設定方法

AMD_8.jpg

「Ryzen Masterユーティリティ」を起動し、プロファイルにある赤く囲った「Eco-Mode」をクリックすると、再起動するかのウィンドウが出る。OKをクリックするとパソコンが再起動する。再起動が完了すれば「Ryzen Masterユーティリティ」が自動で起動するので、Eco-Modeになったことが確認出来ると思う。

ちなみに、プロファイルは好きなものを選択して構わない。今回はデフォルト状態の「Creator Mode」にした。

RyzenMaster_3950Xeco3600_1.jpg

「Ryzen Masterユーティリティ」のインストール方法に関しては下記の記事で解説している。

「AMDチップセットドライバー」と「Ryzen Masterユーティリティ」のインストール方法を解説
マザーボードの交換をしたらチップセットドライバーは対応しているものをインストールする必要がある。今回は、AMDチップセットドライバーとRyzen Masterユーティリティのインストール方法を解説する。

検証に使うパソコンの構成

CPU AMD Ryzen 9 3950X
CPUクーラー サイズ 風魔弐 SCFM-2000
メモリ G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC
マザーボード ASRock X570 Phantom Gaming X
電源ユニット Seasonic PRIME Titanium 1000W
ビデオカード ZOTAC GAMING GeForce RTX 2070 SUPER Twin Fan
IMG_5277.jpg

検証はデフォルト設定(Precision Boost Overdrive有効)と、Eco-Modeの2種類で行う。室温は22℃

Cinebenchで検証

まずは、定番ベンチマーク「Cinebench(R20)」で検証してみる。

R20_3950X3600_1.jpg
デフォルト
R20_3950Xeco3600_1.jpg
Eco-Mode
Cinebench R20 Score [3950X_Default_Eco-Mode]

Eco-Modeはデフォルトに比べておよそ90%のマルチスレッド性能であることが分かる。ベンチマーク中のCPU動作状況のスクリーンショットは以下。

RyzenMaster_3950X3600_2.jpg
デフォルト
RyzenMaster_3950Xeco3600_3.jpg
Eco-Mode

Package Power Tracking(PPT)を比べてみると、凄まじいワットパフォーマンスであることが分かる。消費電力はほぼ半分になっているのだが、性能低下は10%程度。AMD曰く「44%の電力カットで77%のパフォーマンス」なのだが、実際はそれ以上の性能になっている。恐ろしい・・・。

CPU温度は20℃も低下している。Eco-Modeであれば対応TDP100W辺りの小型クーラーでも十分冷却可能だろう。虎徹マークⅡであれば70℃以下に収まるレベルの発熱である。

Geekbenchで検証

次は、「Geekbench 5」で検証してみる。左がデフォルト設定で右がEco-Mode。

Geekbench_3950X3600_1.jpg
デフォルト
Geekbench_3950Xeco3600_1.jpg
Eco-Mode
Geekbench_3950X3600_2.jpg
デフォルト
Geekbench_3950Xeco3600_2.jpg
Eco-Mode
Geekbench_3950X3600_3.jpg
デフォルト
Geekbench_3950Xeco3600_3.jpg
Eco-Mode
Geekbench5 Single-Core Score [3950X_Default_Eco-Mode]
Geekbench5 Multi-Core Score [3950X_Default_Eco-Mode]

Single-Core Scoreは、デフォルトとEco-Modeで殆ど変わらない結果になっている。Multi-Core Scoreも77%のパフォーマンスどころか、90%を超えている。シングルスレッド性能が重要であるゲームに関しては、Eco-Modeにしても快適性は殆ど変わらないということが予想出来る。

FF14 漆黒のヴィランズで検証

CPUはデフォルトとEco-Mode、メモリ速度は3600MHz。ベンチマークの設定は、解像度フルHD(1920×1080)、品質設定最高品質にする。

FF_3950X3600_RTX2070S.jpg
デフォルト
FF_3950Xeco3600_RTX2070S_PL100.jpg
Eco-Mode
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク フレームレート [3950X_Default_Eco-Mode]
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク SCORE [3950X_Default_Eco-Mode]

フレームレートは同等で、スコアも誤差程度の違いである。ゲームメインであればデフォルトとEco-Modeの違いは体感出来ないだろう。

まとめ

Eco-Modeで動作させた「Ryzen 9 3950X」のワットパフォーマンスは驚異的な性能を見せてくれた。簡単な検証しかしていないが、他のベンチマークで検証しても結果は大きく変わらないと思う。デフォルト設定に近い性能を維持しつつ、消費電力がほぼ半分になり発熱を大きく抑えられるので、CPUがオーバースペックな環境であればEco-Modeが最適だろう。

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