MSI | ZPGBF https://www.zpgbf.jp Mon, 30 Nov -001 00:00:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.4.2 https://www.zpgbf.jp/wp-content/uploads/2020/02/2020011702185841e-100x100.ico MSI | ZPGBF https://www.zpgbf.jp 32 32 「MSI GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC」レビュー https://www.zpgbf.jp/msi-gtx1660s-ventus-xs-oc-review/ Sat, 13 Jun 2020 12:44:11 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=816 冷却効率を高めるトルクスファン 2.0を搭載したオーバークロック仕様の「MSI GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC」をレビュー!

GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC
MSI GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC
MSI「GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC」製品情報
NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPERを搭載。冷却効率を高める「トルクスファン 2.0」を採用したグラフィックボード

NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPERを搭載。冷却効率を高める「トルクスファン 2.0」を採用したグラフィックボード

  • NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER搭載
  • 冷却効率を向上させる「トルクスファン 2.0」を採用
  • ブーストクロック 1,815MHz
  • メモリクロック 14,000MHz
  • 6GB GDDR6 192bitメモリ搭載
  • DisplayPort×3、HDMI 映像出力端子装備
  • ボード1枚で4画面出力が可能
  • NVIDIA GeForce GTX VR Ready
  • NVIDIA Ansel、G-SYNC対応
  • DirectX 12、OpenGL 4.5、Vulkanをサポート
  • MSI独自のユーティリティツール「アフターバーナー」

株式会社アスク公式サイト

スペック

GTX 1660 SUPER
VENTUS XS OC
GTX 1660 GTX 1660 Ti RTX 2060
製造プロセス 12nm FFN 12nm FFN 12nm FFN 12nm FFN
GPUコア TU116 TU116 TU116 TU106
CUDAコア 1408基 1408基 1536基 1920基
ベースクロック 1530 MHz 1530 MHz 1500 MHz 1365 MHz
ブーストクロック  1815 MHz
(1785 MHz)
1785 MHz 1770 MHz 1680 MHz
メモリ容量 GDDR6 6GB GDDR5 6GB GDDR6 6GB GDDR6 6GB
メモリスピード 14 Gbps 8 Gbps 12 Gbps 14 Gbps
メモリインターフェース 192 bit 192 bit 192 bit 192 bit
メモリ帯域 336 GB/s 192 GB/s 288 GB/s 336 GB/s
TDP 125W 120W 120W 160W

カッコ内の数値はリファレンスモデルのスペック。仕様を見る限りでは、ブーストクロックがリファレンスモデルより30MHz引き上げられている。メモリのスペックを無印1660や1660Tiと比べてみると、非常に期待が高まるスペックとなっている。

パッケージと付属品

補助電源コネクタやドライバCDは付属しない。保証書、買ってくれてありがとう的なカード、白黒印刷のユーザーガイドのみ付属。ラッキー君のマンガは上位モデルじゃないと付属しない模様・・・。

マンガ形式のユーザーガイドは無し!

ビデオカード本体にはコネクタカバーが付属している。安価なモデルでは省いているメーカーもあるので、これは地味に有難い。

ビデオカード本体サイズと出力端子

外形寸法は約204×128×42mmとなっている。

22mm程突き出すので、ITXケース等の小さいケースで使用する予定の人は注意した方が良い。補助電源コネクタも引っ込んでおらずフラット。

厚みはちょうど2スロットサイズ。

ファンサイズはふたつ共に約85mm。トルクスファン 2.0はブレードが14枚と一般的なビデオカードのファンより多い。このファンの風切り音は上品で、回転数が低くても良く冷えるのが特徴。管理人の入手した個体ではわずかに軸音が発生していたが、耳元で聞いてみないと分からないレベル。

インターフェースは、DisplayPort x 3 (v1.4) / HDMI 2.0b x 1 となっている。最大同時出力は4画面となっている。DisplayPort出力はモニター側がAdaptive-SYNC対応であれば、Adaptive-SYNCで動作させることが可能。

※Adaptive-SYNCとは、FreeSync対応ディスプレイでG-Syncを動作させる機能のことである。FreeSync/G-Syncとは、ディスプレイのリフレッシュレートに対してFreeSync/G-Sync対応のGPUのフレームレートを同期させる機能であり、ティアリングやちらつきが低減または排除される。

ビデオカード本体外観

バックプレートは樹脂製である。本体は短く軽い。大きくたわむことは無いのでこれで十分。

電源のVRMは専用のヒートシンクが取り付けてある。MSIはVRM周りがしっかりしている。

ヒートシンクのヒートパイプは1本でS字型になっている。太さは約8mmなので1本でも結構冷えそうだが、ダイとはダイレクトタッチ方式になっている。うーん・・・。

メモリが半分ほどヒートシンクから飛び出している。ヒートパイプは非常に熱くなるのでメモリが直下にあるのは心配ではあるが、まぁこれでも問題は無いのだろう。

既に分かっていると思うが、ヒートシンクは最近の安価なモデルに見られるアルミ押出一体型ヒートシンクである。あえてこれを採用するのはコストの面で優れているからであろう。特にASUSとMSIの安価なモデルではコストカットが躊躇に感じる。この辺りの価格帯はZOTACが高品質である。

検証

軽く検証してみる。CPUクーラーがRyzen上位モデル付属の「Wraith Prism」になっているが、付いているのはRyzen 5 3600Xである。CPUはPrecision Boost Overdrive有効、メモリ速度は3600MHz。ベンチマークソフトは「FF14 漆黒のヴィランズ」を使用する。ベンチマークの解像度はフルHD、1366×768の2種類、品質は最高品質と高品質(デスクトップPC)で行う。室温は25℃。冬に比べると室温が高めになってきたのでケースに入れた状態ではなく、まな板ケース(?)で組んだ状態で行う。パソコンのスペックはミドルクラスを意識した構成にしてみた。

パソコン構成

CPU AMD Ryzen 5 3600X
メモリ OCM3600CL19D-16GBN
マザーボード ASRock B450 Steel Legend
電源ユニット Seasonic SSR-750PX
ビデオカード MSI GeForce GTX 1660 SUPER VENTUS XS OC
PCケース 長尾製作所 オープンフレーム ver.ATX

各設定で何回か実行し、ベンチマークソフトのレポート出力したデータや、モニタリングソフトのログデータの平均値をとってグラフにしてみた。

平均フレームレートはフルHD最高品質でも100を超えており快適に動作する。ライトユーザーであれば十分な性能だろう。しかし、重いゲームだとある程度設定を落としたりする必要が出てくると思う。GTX1660シリーズはエントリークラスに近いミドルクラスの位置付けなので、より快適な環境を求めるのであれば素直にRTXシリーズにした方が良い。

クーラーの冷却性能に関してだが、それなりに冷えているようでサーマルスロットリングは発生していない。通常使用であれば冷却性能に問題は無い。ファンノイズは静かな部類であり、ケースに入った状態であれば気にならない。GPU温度の変化に対するファン回転数の変動も滑らかである。

尚、セミファンレス仕様ではないのでファンの回転は止めることが出来ない。アフターバーナーで手動で回転数を落とそうとしても、41%以下には下がらない仕様になっている。この辺りの回転数だとケースに入っていれば殆ど聞こえないが、これは欠点と捉えるユーザーもいると思う。

また、管理人の入手した個体ではコイル鳴きがなかなか激しく、ファンノイズよりむしろコイル鳴きが気になって仕方ない。今まで数十枚とビデオカードを使用してきたが5本の指に入るのではと思うほど。個体差にもよるのだろうが、気になる人は他のモデルにした方が良いかも知れない。

下記のグラフは、Ryzen 9 3900X メモリ速度3600MHzの設定で手持ちのビデオカードを比較したもの。全てオリファンモデルなのでメーカーによる多少の誤差はあると思う。

総合評価

○ 良いと思った点

  • ファンノイズが上品
  • 冷却性能はなかなか優秀
  • 安価なモデルでありながらバックプレート付き

✕ 悪いと思った点

  • 全体的に安っぽい
  • コイル鳴きが激しい(個体差の可能性)
  • ラッキー君のマンガが付属していない

 

まずこのビデオカードの売りはトルクスファン 2.0だろう。このファンはとても優秀で、個人的に風切り音が上品に感じる。安っぽいファンにありがちな唸るような低周波のノイズは殆ど聞こえないので快適そのもの。比較的安価なモデルでありながら冷却性能は余裕がある。しかしながら、コイル鳴きが激しく発生するという問題がある。これは管理人の入手した個体がハズレの可能性もあるためハッキリと欠点だとは言えない。また、全体的にコストカットが目立ち、安っぽく感じる。実際手に取ってみても感触からそれが伝わってくる。バックプレートが樹脂製なのが良くないのかも知れないが、無いよりはマシだろう。

総合的に評価すると価格相応。他メーカーのOC仕様のオリファンモデルと比較してみても、可もなく不可もなくと言ったところ。このクラスのビデオカードはコストパフォーマンスを優先する人が多いだろうし、メーカーもそれを良く分かっている。レビューなので無理やり欠点を入れてみたが、見た目や質感は性能に影響しない。品質に拘らなければ全く問題ないので、普通に動いてくれれば良いといった人にはおすすめ出来るビデオカードである。

「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER AMP」レビュー
高品質かつ高性能な「IceStorm 2.0」クーラーを採用した「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER AMP」をレビュー!
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「MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」レビュー https://www.zpgbf.jp/msi-rtx2080ti-gaming-x-trio-review/ Thu, 26 Mar 2020 23:27:49 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=415 トリプルファンクーラー「Tri Frozr」を採用するオーバークロック仕様の「MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」をレビュー!

GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO | Graphics card - The world leader in display performance | エムエスアイコンピュータージャパン
MSI「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」製品情報
NVIDIA GeForce RTX 2080 Tiを搭載。トリプルファンクーラー「Tri Frozr」を採用するオーバークロック仕様のグラフィックボード

NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti搭載
MSIオリジナルトリプルファンクーラー「Tri Frozr」採用
コアベースクロック 1,350MHz
ブーストクロック 1,755MHz
メモリクロック 14,000MHz
11GB GDDR6 352bitメモリ搭載
DisplayPort×3、HDMI、USB Type-C 映像出力端子装備
ボード1枚で4画面出力が可能
自動オーバークロック機能「GPU Boost 4.0」に対応
NVIDIA Ansel、G-SYNC、NVLink対応
DirectX 12、OpenGL 4.5、Vulkanをサポート
NVLink SLIを実現するGeForce RTX NVLinkブリッジ対応
LEDカラーのカスタマイズが行える「Mystic Light」
MSI独自のユーティリティツール「アフターバーナー」

株式会社アスク

スペック

RTX 2080 Ti
GAMING X TRIO
RTX 2080 SUPER RTX 2080 FE RTX 2070 SUPER
製造プロセス 12nm FFN 12nm FFN 12nm FFN 12nm FFN
GPUコア TU102 TU104 TU104 TU104
CUDAコア 4352基 3072基 2944基 2560基
Tensorコア 544基 384基 368基 320基
RTコア 68基 48基 46基 40基
ベースクロック 1350 MHz 1650 MHz 1515 MHz 1605 MHz
ブーストクロック  1755 MHz
(1545 MHz)
1815 MHz 1800 MHz 1770 MHz
メモリ容量 GDDR6 11GB GDDR6 8GB GDDR6 8GB GDDR6 8GB
メモリスピード 14 Gbps 15.5 Gbps 14 Gbps 14 Gbps
メモリインターフェース 352 bit 256 bit 256 bit 256 bit
メモリ帯域 616 GB/s 496 GB/s 448 GB/s 448 GB/s
TDP  300W
(250W)
250W 225W 215W

カッコ内の値はリファレンスモデルのスペック。MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO(以下 GAMING X TRIO)とリファレンスモデルの違いは、ブーストクロックとTDP(消費電力)となっている。

パッケージと付属品

黒い封筒のような入れ物、補助電源コネクタ1本、GPU本体を支えるサポートブラケットが付属している。

黒い封筒の中身はマニュアルやガイドが入っている。ドライバCDはないので、公式サイトからダウンロードする必要がある。正直、もうドライバCDなんて要らないだろう。必要なのは極一部の人だと思う。


マニュアルの中身はMSIのマスコットキャラクター「ラッキー君」が取り付け方法をマンガ形式で解説してくれている。普段メガネしてなかったような気がするのだが、組立時も付けているし老眼なんだろうか。とても可愛い。

ビデオカード本体サイズと出力端子

外形寸法 327 x 140 x 55.6 mmとなっている。重さは1582グラム。長さが327mmは、ケースによっては入らないと思うので購入前に自分のケースをしっかり確認しよう。

奥行きにも注意が必要。目視でブラケットから35mm程突き出している。電源コネクタの部分は10mm程引っ込んではいるが、幅の狭いケースでは補助電源コネクタが取り付け困難になる可能性がある。

小さい方のファンサイズは85mm。

大きい方のファンサイズはふたつ共に95mm。

本体高さは55.6mmで、約2.8スロットサイズになる。

インターフェースは、DisplayPort x 3 (v1.4) / HDMI 2.0b x 1 / USB Type-C x1 となっている。最大同時出力は4画面となっている。管理人の環境で4K@60Hz(カラーフォーマットRGB)の4画面同時出力で問題なく使用可能なことを確認済み。

マルチモニターは接続端子をどの組み合わせで使用しても安定していたが、HDMIを混ぜると何故か消費電力が30Wほど上昇する。他のGPUでも同じだが、中には上がらないものもあるかも知れない。消費電力が気になる人はDisplayPortかUSB Type-C(モニター側がDisplayPort入力)の組み合わせが良い。

DisplayPort出力及び、USB Type-C出力はモニター側がAdaptive-SYNC対応であれば、Adaptive-SYNCで動作させることが可能。これも4画面同時出力にして全てのモニターがAdaptive-SYNCで動作することを確認済み。まぁそんな環境の人はごく僅かだと思うが念の為。

※Adaptive-SYNCとは、FreeSync対応ディスプレイでG-Syncを動作させる機能のことである。FreeSync/G-Syncとは、ディスプレイのリフレッシュレートに対してFreeSync/G-Sync対応のGPUのフレームレートを同期させる機能であり、ティアリングやちらつきが低減または排除される。

ビデオカード本体外観

組み付けてみる

付属のGPUサポートブラケットを一緒に取り付けてみたが、このブラケットかなり微妙。

よく見ると端の方にちょこんと乗っかっているだけである。このブラケット左右にブレるので、気づいたらズレて外れていることがある。GPU側の接触する部分が少し斜めになっているので、構造上仕方ないのだろう。GPU本体に上手く収まる溝みたいなものがあれば良かったと思う。今後改善されることを願う。

見た目を気にしないなら長尾製作所の「VGAサポートステイ」という製品が良い。ヒートシンクの端にステーが入るスペースがあるので、非常に安定した取り付けが可能。

RGB LEDに関して

MSI純正ユーティリティの「Mystic Light 3」で制御が可能。「Dragon Center」をインストールすればこちらからでも制御が可能。

検証

軽く検証してみる。CPUはRyzen 9 3950X Precision Boost Overdrive有効。メモリ速度は3600MHz。ベンチマークソフトは「FF14 漆黒のヴィランズ」を使用する。ベンチマークの設定は、フルHD、WQHD、4Kをそれぞれ最高品質の設定で行う。室温は22℃。ケースファンはDefine R6標準で付属しているものを使用し、回転数は600回転で固定。

パソコン構成

CPU AMD Ryzen 9 3950X
メモリ G.Skill TridentZ Neo F4-3600C16D-32GTZNC
マザーボード MSI MEG X570 ACE
電源ユニット Seasonic PRIME Titanium 1000W
ビデオカード MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO
PCケース Fractal Design Define R6


流石に4K解像度は重い。60フレームを目安にするならWQHDが丁度良いか。

レポートを出力してデータをグラフにしてみた。

フルHDは負荷が軽くてGPU使用率が半分くらいを彷徨っていたので、正確な測定になっていないかも知れない。フルHD~WQHD解像度であればストレスなく快適に動作する。フルHDとWQHDの最小フレームレートは何回か試してもほぼ同じであった。4Kだけフレームレートがかなり低いが、管理人の環境が悪いのか・・・。

GAMING X TRIOのクーラーはオリファンモデルの中では最高クラスの冷却&静音性能を誇る。セミファンレス仕様なので、負荷が低い状態ではファンの動作は停止する。GPU温度50℃以下であれば停止するようになっている。「HWiNFO」を使ってログを取り、GPU温度をグラフにしてみた。

ケースに入れた状態での検証なので、十分な冷却性能であると言える。消費電力は最大負荷時GPU-Z読みで丁度300W、4Kで検証しているときは概ね270~300Wであった。これだけの熱を70℃台に抑え込んでいるのは驚愕である。しかもコイル鳴きは殆ど聞こえない。

GAMING X TRIOはオーバークロックモデルなので動作クロックが非常に高い。高負荷時は1900MHz辺りまで上昇し、冷却が追いついている限りこれを維持する。管理人の入手した個体では、1900~1960MHz辺りで推移し、瞬間で1980MHzに届く。当然リファレンスモデルに比べ消費電力が大きいが、ウルトラハイエンドのGPUを買う層はそんなことは気にしないだろう。リファレンスモデルと比較して消費電力に見合った性能が出ているのかは微妙なところだが。

【追記:2020/6】
下記のグラフは、Ryzen 9 3900X メモリ速度3600MHzの設定で手持ちのビデオカードを比較したもの。全てオリファンモデルなのでメーカーによる多少の誤差はあると思う。

総合評価

○ 良いと思った点

  • オリファンモデルトップクラスのブーストクロック
  • 非常に高性能なクーラー
  • コイル鳴きはほぼ無し

✕ 悪いと思った点

  • サポートブラケットが微妙
  • 凸型形状の基板はデザイン的に微妙
  • 人によってはコスパが悪いと思う

 

GAMING X TRIOは、RTX 2080 Tiの中で比較して高価である。安価なモデルだと13万円台から購入できるが、GAMING X TRIOは2020年3月現在、16~18万円程である。単純にGPUの性能だけを考えればコストパフォーマンスは良いとは言えない。しかし、GAMING X TRIOはRTX 2080 Tiの中ではハイスペックであり、動作クロック、冷却性能、静音性、品質、どれをとってもトップクラスである。価格に見合う価値があるかどうかと聞かれれば、管理人は迷わず「ある」と答える。発売当初は20万円位だったので、それを知っていると今の価格は安いと感じてしまう。まぁ発売から1年以上経っているし、妥当なところだろう。

下位のモデルと比較すると、RTX 2080 Tiの市場価格はRTX 2080 SUPERの平均的な価格と比較して概ね1.5倍である。性能に対するコストパフォーマンスを考えると良いとは言えない。しかし、それはGPUだけでなく他のパーツでも言えることである。RTX 2080 Tiは、コスパなんて知るか!どうしても性能を優先させたい!ベンチ走らせてニヤニヤしたい!という、金に糸目をつけない変人向けのGPUと言えよう。

RTX シリーズ レビュー

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「MSI MEG X570 ACE」をひと月使ってみたので軽くレビューしてみる https://www.zpgbf.jp/meg-x570-ace/ Wed, 25 Mar 2020 14:14:36 +0000 https://www.zpgbf.jp/?p=378 非常に完成度の高いX570マザーボード「MSI MEG X570 ACE」をひと月程使用してみたので、適当に使い心地等述べてみる。

MEG X570 ACE
Go for the gold with MEG X570 ACE. Win games anywhere with 2.5G gaming LAN and WIFI AX, set records with the Frozr Heatsink Design, and outshine the competition...

以前から使用している「ASRock X570 Phantom Gaming X」がメモリの動作が不安定で、オーバークロックの設定によってはPOSTコード「8d」を表示して起動しないという症状が出ていた。色々と手持ちのメモリを交換してみても症状は改善されず、マザーボードに問題があると判断した。仕事で使用しているパソコンなので安定しないのは論外。すぐにマザーボードを交換することにした。

管理人は基本的にASUSの製品を使うことが多いのだが、今回はMSIのマザーボードを買ってみた。まぁメーカーに拘りは無いので、その時に良いと思った物を選んでいる。

とりあえず写真を撮ったので載せてみる。発売からしばらく経っているしレビュー等は今更なので、実装コンポーネントや他の仕様等、詳しく知りたい人はプロのサイトを参考にして欲しい。

マザーボード本体外観

付属品一式。ASUSのハイエンドマザーボードみたいに色々と余計な物が入っていないのは好感が持てる。付属品は必要最低限で良いのだ。

保護シールが貼ってある。チップセットファンのシールは剥がし忘れないようにしよう。

マザーボード本体。MSI X570シリーズのマザーボードはどれもチップセットファンの位置が素晴らしい。

M.2スロットは3本あり、CPU直結スロットは1段目(M2_1)でPCIe接続のみ対応。2段目(M2_2)と3段目(M2_3)はチップセット接続で、PCIe接続及びSATA接続に対応している。全てのM.2スロットは、SATAポートとの排他制限は無し。

Gen4を利用可能な第3世代Ryzenを使用時、PCIeスロットは全てGen4となっており、M.2スロットも全てGen4 ×4となっている。流石ハイエンドマザーボード。Gen3対応のRyzenの場合は全てGen3になる。Gen2が混ざらないのはB450等に比べると大きなアドバンテージになる。拡張性が高く、帯域を気にしないで使用出来るのは素晴らしい!

VRMヒートシンクとチップセットヒートシンクがヒートパイプで連結されている。冷却面で有利に働くだろう。

 

メモリスロットはスチールシールドでカバーされている。オーバークロックの安定性が増すらしい。基本設計が同じである「MEG X570 UNIFY」には、VRMヒートシンクとチップセットヒートシンクを連結しているヒートパイプやメモリスロットのスチールシールドは付いていない。

メモリスロットのラッチは両側に付いている。最近のマザーボードは殆どが片方しか付いていないので、これは地味に嬉しい。取り付けやすいし、取り外しやすい。スチールシールドのお陰でスロットは頑丈。たわむこともないのでスムーズにメモリを装着出来る。この感触は病みつきになる。安価なモデルでは体感出来ないだろう。

マザーボード下部には、起動用のスイッチとリセット用のスイッチ、オーバークロックの設定を行うダイヤルが付いている。オーバークロックはUEFIから行えるので、熟練ジサカーは使う機会は無いと思われる。まぁこういったギミックはハイエンドモデルならでは。付いているというだけでも満足感は得られる。POSTコード表示用のセグもあるので、何かしらエラーが出てもすぐに確認が可能。

USBヘッダーやファンヘッダーも必要十分な数が実装されている。ファンヘッダーに関してはCPU用を含めて7本もある。

SATAポートは合計で4本。先程も述べたように、排他制限は無い。一部の人からは少ないと言われそうだが、最近はNAS等の外部ストレージもあるので、パソコン本体にHDDを大量に接続する人は少なくなってきていると思う。管理人はこれでも十分だと感じるし、正直無くても困らない。

 

VRMのフェーズ構成は、12+ 2+1となっている。ヒートシンクの容量は十分で、パッシブ空冷でも冷却不足になることはない。チップセットヒートシンクとヒートパイプで連結されているし、VRMの発熱が問題になることはないだろう。Ryzen 9 3950Xが高負荷状態の時に触れてみても、触れなくなるほど熱くはならない。むしろぬるいという感じ。

CPU補助電源コネクタは8ピン×2となっている。この価格帯のマザーボードを購入する層は電源も良いものを使用しているだろうし、電源コネクタが足らないという人はいないだろう。8+4ピン構成でも十分だと思うが、個人的には8ピン×2の方がケーブルの収まりが良いのでこの方が好き。

バックパネルは組み付け済みとなっている。最近のトレンドである。あと保護シール剥がし忘れた。

左から、CMOSクリア BIOS更新用ボタン、Wi-Fiアンテナコネクタ、PS/2 ゲーミングデバイスポート USB2.0ポート、USB3.2 Gen1ポート、Intel ギガビットLAN USB3.2 Gen2ポート TypeA+C、Realtek 2.5G LAN USB3.2 Gen2ポート、HD オーディオコネクタ、となっている。

Wi-Fiは「Intel Wi-Fi 6 AX200」を搭載している。

チップセットファン位置の重要性について

MEG X570 ACEのチップセットファンはセミファンレス仕様になっており、55℃辺りで動作が停止する。アイドリング状態では50~55℃辺りなので、負荷が低い状態ではほぼ止まっている。ヒートパイプが良い仕事をするお陰なのか、ビデオカードが高負荷状態でもチップセット温度は60℃台半ばで安定する。この温度だとチップセットファンのノイズは他のノイズに消されて全く聞こえない。

尚、チップセットファンの動作はUEFIで他のファンと同じようにコントロール可能。常時動作させたり、回転数を上げたりと自分の好みに合わせて設定出来る。温度に対してのレスポンス(ファン回転数の変動をゆるやかにすることが可能)を調整することも出来るので、MSIのファンコントロール機能は他のメーカーに比べて非常に使い勝手が良い。

ちなみに「ASRock X570 Phantom Gaming X」の場合、チップセット温度はアイドリングで60℃半ば、ビデオカードが高負荷だと80~90℃まで上昇していた。チップセットファンの位置が悪く、ビデオカードによっては窒息状態なので仕方ない。下記の画像はX570 Phantom Gaming Xを撮ったもの。

90℃辺りまで温度が上がるとファンのノイズはハッキリと聞こえるので、チップセットファンの位置は非常に重要だと感じた。チップセット自体は100℃を超えても全く問題ないが、ウルサイのは勘弁である。手動でファンの回転数を落とせば問題ないが、そうするとチップセットの温度は上昇する。MSIのチップセットファンは大口径で余裕があるし、PCIeスロット1段目と被らない位置にある。これは他メーカーのX570マザーボードと比較すると大きな利点であろう。

実際にMEG X570 ACEにビデオカードを取り付けた状態ではこのようになる。

ビデオカードは「MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」で、2.8スロットサイズのクーラーを搭載している。これだけサイズの大きいビデオカードでも、チップセットファンには被らない。セカンダリスロットにもう1枚カードを追加して窒息状態になったとしても、チップセットファンの口径は大きいし、VRMヒートシンクとヒートパイプで連結されているので冷却面で問題になることは無いだろう。

冷却性能を上げたいのであればチップセットクーラーの放熱シートをグリスにする荒業もある。

「MSI MEG X570 ACE」チップセットのサーマルパッドをグリスにしてみた
X570 UNIFYに引き続き、「MSI MEG X570 ACE」のチップセットのサーマルパッドもグリスにしてみた。

安定性は何よりも重要

基本的な動作が安定しているということは何よりも重要だと思う。これはオーバークロックの安定性も含む。皮肉だが、経験上安価なマザーボードがド安定なことが多い。これはシンプルで必要最低限の構成になっているからであろう。最近予備で買った「ASRock B450 Steel Legend」がまさにそれで、基本的な動作はもちろんCPUやメモリのオーバークロックも非常に安定している。とても1万円ちょいのものとは思えない完成度。

これに対して「ASRock X570 Phantom Gaming X」はかなり微妙であった。メモリの安定性はお世辞にも良いとは言えず、M.2 SSDをRAID構成で動作させたときに上手く性能が出ないという状態であった。チップセットファンの位置が悪いこととファンのサイズが小さく、チップセットが高温になると4000回転以上で回りだし、ビデオカードやCPUクーラーのファンよりノイズが大きくなる。全体的な品質を見ても、ASUSやMSIには及ばない。ASRockは頑丈さが売りだと思っているが、もう少しユーザーフレンドリーな設計を心がけて欲しい。特に価格の高いハイエンドマザーボードにおいては。

他のメーカーがE-ATX規格のウルトラハイエンドマザーをラインナップしているのに対してASRockはATX止まりであることを見ると、恐らく需要が無いのだと思われる。管理人もMSIやGIGABYTEのE-ATXマザーボードは魅力的に感じるが、ASRockから出たとしても欲しいという感情は湧かない。低価格でありながら耐久性に優れているローエンド&ミドルクラスのマザーボードがASRockの真骨頂であろう。この分野で勝るメーカーは他に無い。管理人はミドルクラス以下を買うならASRock一択になる。

能書きが長くなったが、今回の主役であるMEG X570 ACEは非常に安定している。CPUやメモリをオーバークロックしてみても、余程無理な設定をしない限り普通に起動し動作する。XMPプロファイルを読み込ませただけのメモリは、エラーは全く出ないしブルースクリーンなんて一度も出ていない。M.2 SSDをRAID0にしてOSをインストールし使用しているが、特に特別な設定をしなくともしっかりと性能が出ている。Phantom Gamingの苦労は一体何だったのだろうと思う。

実装コンポーネントがどれだけ高性能だろうが、耐久性があろうが、システムが不安定になってはストレスしかないのだ。最近のマザーボードはこういったパーツは比較的高品質なものを使用しているし、ローエンドクラスのマザーボードでも耐久性で問題になることは無い。寿命が来る前に性能不足で世代交代の時期が来るだろう。

総合評価

○ 良いと思った点

  • チップセットファンの位置
  • メモリを脱着しやすい
  • VRMの冷却性能が優秀
  • M.2スロットの排他制限無し
  • ゴールド&グレーのシンプルな色合いで見た目がクール
  • 完成度や品質に対して価格が安価

✕ 悪いと思った点

  • すいません欠点が見当たらない
  • 強いて言えばユーティリティの「DragonCenter」がバグの温床だがマザーは関係ない

 

ここ最近購入したマザーボードの中ではASRock B450 Steel Legendと同様に管理人の評価は非常に高い。何度も言っているが安定性が最も重要である。何も考えずにトラブル無く普通に使えるということは消費者としては当たり前なのだが。

MEG X570 ACEは決して安いマザーボードではない。実売価格が4万円台は十分高価な方である。上位のモデルで「MSI MEG X570 GODLIKE」があるが、こちらはE-ATX規格のマザーボードであるため、MEG X570 ACEはATX規格では実質最上位のモデルになる。しかし、管理人はこのマザーボードが品質に対して高価だとは思わない。完成度を考えればコストパフォーマンスは高いと思う。ハイエンドマザーボードのレビューで欠点に価格が高いと入れている人がいるが、コストをかけて良いものを作っているのだから高価なのは当然だと思う。ハイエンドモデルはローエンドやミドルクラスに比べて出荷数も少ないだろうし、コストが掛かるのは仕方ない。余程価格とのバランスが悪くない限り価格が高いと言うのは少々乱暴な評価だろう。

X570 Phantom Gaming Xのような安定しないマザーボードは論外だし、こういったものはレビュー以前の問題。安定しているのであればしっかりと評価出来るのだが。ちなみにこのマザーボードは初期不良を疑い、ショップに相談したら店員が交換を勧めたので交換したが症状は全く改善しなかった。仕様だろう。

文句の多い記事になってしまったような気がするが。管理人は基本的にオブラートに包んだり建前を言ったりすることを嫌う。良いものは良いと褒めるし、悪いものは悪いと酷評する。

とりあえず、MEG X570 ACEはX570搭載ハイエンドマザーボードの中では非常に完成度が高いと思う。ASRockを選ぶとチップセットのファンノイズに悩まされるので、メーカーに拘りがないのであればMSIを選ぼう。

「MSI MEG X570 UNIFY」をひと月使ってみたので軽くレビューしてみる
価格はミドルクラス、性能はハイエンドな「MSI MEG X570 UNIFY」を軽くレビューしてみる。
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